透明・光沢物体をカメラ1台で正確に把持する技術を開発/東京理科大学
東京理科大学は3月30日、透明な容器や光沢のある包装材でも高速かつ正確に認識し、ロボットアームで把持できるようにする技術を開発したと発表した。
光を透過や反射する物体は深度センサーで距離を把握しにくい。そこで、アーム先端に取り付けた1台のカメラで複数の視点から撮影し、そのシルエットで3次元形状を推定する手法と、画像中の各画素を物体や背景などに分類する画像認識手法を組み合わせた。
多視点撮影ではカメラを動かす時間の短縮が課題だったが、撮影位置と移動経路を最適化する技術も併せて開発した。
研究を主導した創域理工学部機械航空宇宙工学科の荒井翔悟准教授は、「これまで人手に依存していた工程のロボット化を推進し、生産性向上に貢献することが期待される。さらに、事前調整を削減した設計により、既存設備への導入や多品種対応が容易になる。将来的には、段取り替えや対象追加が多い現場でも、運用条件に合わせて最適な動作を生成しやすいロボットシステムの実現を目指す」とのコメントを発表した。
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