大阪府、奈良県の学生たちがロボットの活用アイデアをぶつけあう/日本ロボットシステムインテグレータ協会
学生が産ロボの活用法を考える
ロボットアイデア甲子園は学生たちがロボットを実際に見て感じた上で、産業用ロボットの新たな活用方法について考えてもらうことを趣旨とした大会で、今年で5回目の開催となる。
大阪大会では、7月と8月に開催されたセミナー&見学会でロボットを活用したアイデアを募集し、その中から選ばれた大阪府と奈良県の学生10名が10月5日に泉大津商工会議所でアイデアをプレゼンした。
大阪大会の実行委員を務めるHCI(大阪府泉大津市)の奥山浩司社長は開会式で「全国大会への切符を勝ち取るため、精一杯力強く発表してほしい」とエールを送った。
最優秀賞は自動調理ロボット
12月に東京都で全国大会
大阪大会審査委員長を務めた大阪工業大学基礎工学部の野田哲男教授は「それぞれの参加者の差は非常にわずかで、団子状態の激戦だった。プレゼンの練習にもっと時間を割けばこの団子状態から抜け出せる」と大阪大会を総括した。
HCIと連携してロボットの活用に取り組む泉大津市の南出賢一市長は「このような大会は参加者の人生が変わるきっかけになる。泉大津市はロボットの実証実験に力を入れる。いずれ皆さんのアイデアを実証実験する場になるかもしれない」と学生たちに語りかけた。
12月7日には東京都港区の機械振興会館に各地方大会の最優秀者を集め、全国大会を開催する。大阪大会で最優秀賞に輝いた若山さんも、大阪代表として全国大会に臨む。
(ロボットダイジェスト編集部 斉藤拓哉)