ロボットの展示も多い工作機械展、21日まで開催!【前編】/メカトロテックジャパン2023(1/3)
初日の来場者は1万8000人超え
2年に一度、西暦奇数年に開催されるMECTが10月21日まで開催されている。初日の来場者は1万8000人を超え、連日会場は多く来場者でにぎわっている。MECTは工作機械を中心とする展示会だが、西暦偶数年にはロボット専門展「ロボットテクノロジージャパン」を開くニュースダイジェスト社が主催することもあってか、ロボット関連の展示も多い。
ワーク・電極交換用ロボットをパッケージ化/ソディック
工作機械では、ワークの付け外しに産業用ロボットがよく使われる。同展でも多数の企業が工作機械の横にロボットを据え付け、ワークの付け外しを提案している。
工作機械の中でも旋盤やマシニングセンタは以前から自動化するケースが多かったが、近年は加工時間の長い放電加工機でも自動化ニーズが高まる。
そこで放電加工機メーカーのソディック(1B36)は、最新の形彫り放電加工機とワーク・電極交換用ロボット「SR12」を組み合わせ、ワーク交換の自動化デモを披露する。
「ロボットまでワンストップでパッケージとして提供できるため導入が容易で、何かあった際のサポートも安心」と同社の営業推進担当者は話す。
ロボットによる通い箱の混載を披露/Mujin
Mujinは通い箱の仕分けシステムを展示した
製造業の現場では、各種部品を入れておく樹脂製の箱、通称「通い箱」がよく使われる。この通い箱の仕分けを提案する企業もあった。
Mujin(ムジン、3D01)は「通い箱仕分けロボット」を展示会に初出品した。種類の異なる通い箱を教示なしで1つのパレットに混載できるのが大きな特徴。それぞれの通い箱の形状が違っていても対応する。
ブースでは、大型のロボットが種類の異なる通い箱を1つのパレットに積み付け、荷下ろしする様子を実際に見ることができる。