[注目製品PickUp!vol32]汎用性・拡張性で差別化! 高把持力タイプ発売【前編】/シナノケンシ「ARH350A」
把持力を10倍に
ARH305AとARH350Aの分かりやすい最大の違いは、その把持力。305Aは5Nだが、350Aは50Nの把持力を有する。305Aでは300g程度までの物しか持ち上げられないが、350Aならしっかりつかむ場合は3kg程度、爪の先端でつまむ場合でも500g程度まで持ち上げられる。「305Aでは金属部品などは持ち上げられないことが多かったが、350Aなら大きな物でなければ金属部品でも扱える。カバーする範囲としては350Aの方が広い」と佐々木課長は語る。把持力の他にも、350Aと305Aでは異なる点が多い。「基本的なコンセプトや形状などは同一で、把持対象物のサイズが変わるわけでもない。しかし構造は全く異なり、適した用途や得意な作業もそれぞれ異なる」と佐々木課長は言う後編ではその構造の違いや使い分け、19年末にロボットハンド業界に参入したばかりの後発メーカーとしての戦略などを取り上げる。――後編へ続く(ロボットダイジェスト編集デスク)
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