生産現場のロボット化と自動化を支援するウェブマガジン

会場速報

REAL TIME REPORTING

搬送の後工程も自動化できるように/シナノケンシ

シナノケンシ(D12)は、自律走行型搬送ロボット(AMR)「Aspina(アスピナ)AMR」を出展した。協働ロボットと組み合わせ、搬送後のワーク(対象物)の載せ換えも自動化できる。企画営業部マーケティング課の宮下秀一係長は「ワークの搬送だけでなくその後工程も自動化したいとの要望が増えているため、簡単なシステムならわが社で構築できるような体制を整えた」と話す。

工具管理の自動化ソリューションを展示/DMG森精機

DMG森精機(C02)は協働ロボットと自律走行型搬送ロボット(AMR)を組み合わせた自動化システム「WH-AMR 10」を使った工具管理の自動化ソリューションを展示している。ドイツのハイマー製のツールプリセッター(工具測定機)で測定した工具を、WH-AMR 10が工作機械に見立てたパネルまで自動搬送するデモを実施している。

AGF用操作端末の機能をアップデート/リードテック

リードテック(E78)は、無人搬送フォークリフト(AGF)を2台使いパレット(荷役台)の自動搬送デモを披露する。同社のタブレット端末「ユニバーサルUI」で、AGFに稼働指示を送れる。「ユニバーサルUI上で、AGFの稼働状況をリアルタイムで確認できる機能を開発するなど、ユーザーの要望に合わせてアップデートを重ねている」と担当者。

工場物流のセミナーが大盛況/Mujin基調講演

会期1日目の基調講演「ロボットが現場を変える」の2本目では、Mujin(ムジン、E02)の滝野一征最高経営責任者(CEO)が登壇し、「ソフトウェア次第で自動化設備能力が数倍変わる時代到来 知能統合プラットフォームが実現した次世代DX工場/倉庫」をテーマに講演した。滝野CEOは「今後の自動化システムには、ワーク(対象物)の切り替えの簡単さ、短納期、低コスト、拡張性の4つの要素が重要になる」と訴え、工場物流の自動化事例やデジタルツインを活用したシステム導入サポートなどについて語った。

AMRと協働ロボットで工程間搬送を自動化/ダイドー

ダイドー(D40)は、自律走行型搬送ロボット(AMR)「YOUIBOT(ユーアイボット)」に、協働ロボット「COBOTTA Pro(コボッタプロ)」を組み合わせ、工程間搬送の自動化を提案した。協働ロボットの先端にカメラを搭載しており、撮像したデータを基にピッキングなどの動作に補正をかけられる。営業本部営業推進部企画室の三橋愛莉花室長は「ユーアイボットはトップクラスの速度を誇るAMRで、生産性を高められる。引き合いは非常に多く実績もある」と話す。同じデモシステムを同社のロボット実験工場「オートマチックファクトリー」にも常設展示する。

体験コーナー、お気軽に/牧野フライス製作所

牧野フライス製作所(D52)は、製造支援モバイルロボット「iAssist(iアシスト)」の体験コーナー(写真)を設置。営業企画部プロモーション課の長友林太郎課長は「ゲームやラジコンをやったことがある人なら、楽勝です」と、iアシストの使いやすさのアピールに力を入れる。ブース内では5軸マシニングセンタ「DA300 自働化パッケージ」とiアシストを連動させ、ツール交換やワーク交換の実演もしている。来場者はまず体験コーナーから始めるのがよさそうだ。

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