変形しやすい通い箱を正確に認識/デンソーウェーブ
デンソーウェーブ(B-44)は、全15台のロボットを使って計9つのアプリケーション(応用事例)のデモを実施している。
中でも注目を集めたのが、中国のMech-Mind(メックマインド)ロボティクス製の3次元ビジョンシステム「Mech-Eye(メックアイ)」と60kg可搬の大型ロボットによる通い箱のパレタイジングのデモだ。
通い箱は工場間で部品や材料を輸送するのに使われる樹脂製の箱で、汚れや変形の影響で従来の画像処理技術では認識するのが難しかった。これに対し、同社はメックアイに搭載されたディープラーニング(深層学習)の技術と、事前に定められたルールに沿って形状を判断するルールベース型の画像処理技術を組み合わせることで、変形しやすい通い箱の形状を正確に認識できるようにした。
会期初日、2日目と、デモの前には大勢の人だかりができていた。