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補正技術で加工品質を安定化/トーヨーエイテック

 トーヨーエイテック(C-61)はチャックタイプの立形内面研削盤「TVG-15CA」を展示している。研削可能な内径は最大で直径(φ)150mmと、同社の立形内面研削盤の製品ラインアップの中では最も小さい。垂直多関節ロボットを機内に搭載しており、ワーク(被加工物)の脱着や砥石(といし)の交換を自動化する。
 ロボットがワークをチャック(ワークを固定する補助器具)に供給する際には、タッチプローブと呼ばれる測定機器を使ってワークの内径を測定し、中心点を算出する。中心点が基準値からずれていた場合、ロボットの動作プログラムを自動で補正した上でワークを供給することで、加工品質の安定化を実現できるという。

 工作機械事業部門の高田昌明工機商品企画・開発課長は「補正技術に興味を持つ来場者が多い」と述べる。

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