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その差1mm! 補正生かしてシャフトを穴に/DMG森精機

 DMG森精機(D-53)は、協働ロボットを搭載した自律走行型の搬送システム「WH-AMR5」を出展した。不整地な床でも安定して走行でき、ワークの脱着から工場内物流まで幅広く自動化できるのが特徴だ。
 小間では、所定の位置からシャフトワークを搬送して、横一列に並んだ3つの穴に挿入するデモを披露。穴とシャフトワークの直径の差はわずか1mmしかないが、ビジョンセンサーを使って位置補正をかけることで、WH-AMR5の停止位置がずれてもシャフトワークを穴にうまく挿入できる。デモを通じて補正技術の高さをアピールする狙いだ。

 この他、移設が簡単な協働ロボットシステム「MATRIS Light(マトリスライト)」2機種や、垂直多関節ロボットが工具を工作機械に自動供給する大掛かりな自動化システム「CTS」なども展示している。

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