
[特集 2023国際ロボット展vol.5]ソリューション提案に注力/三菱電機 武原純二 主管技師長
三菱電機は2023国際ロボット展(iREX2023)で新製品を多数披露するが、単品としての製品紹介、提案以上に、ソリューション提案に力を入れる。
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三菱電機は2023国際ロボット展(iREX2023)で新製品を多数披露するが、単品としての製品紹介、提案以上に、ソリューション提案に力を入れる。
10月3日~6日、東京都江東区の東京ビッグサイトで包装機械業界の展示会「JAPAN PACK(ジャパンパック)2023」が開かれた。420社・団体が出展し、4日間で合計3万6338人が来場した。今回展では「未来の包程式―当たり前のその先へ―」をテーマに掲げ、包装機械業界の技術トレンドである自動化や省人化に焦点を当てた。会場ではロボットや人工知能(AI)を活用し、包装の前後工程も含めた自動化提案が目立った。
三菱電機は8月30日と31日、兵庫県尼崎市の西日本メカトロソリューションセンターで「FAプライベートフェア2023 in 関西」を開催。2日間で約560人が来場した。3Dシミュレーターや人工知能などを活用して生産性向上を図るFA向けの各種ソフトウエアの他、自動化や省人化に貢献する産業用ロボットも展示した。
豊田通商グループのエレクトロニクス商社、ネクスティエレクトロニクス(東京都港区、柿原安博社長)が自動化ソリューションの提案に力を入れている。その一環で、今年5月には名古屋市中区にショールームを設立した。ショールームの一番の目玉は、緊密に配置された3台のロボットがぶつからずに共同作業するデモシステムだ。狭い空間で3台ものロボットが干渉(接触、衝突)せずに稼働できる理由とは――?
三菱電機は5月12日、自律走行型搬送ロボット(AMR)や関連ソフトウエアなどを開発するカナダのClearpath Robotics(クリアパス・ロボティクス)に出資すると発表した。
ロボットダイジェストの記者が、読者に代わってショールームを訪問する連載企画「ショールーム探訪」。14回目は、協働ロボットに特化したシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)のIDECファクトリーソリューションズ(愛知県一宮市、武仲清貴社長)が昨年4月に移転拡張した「協調安全ロボットテクニカルセンター」を紹介する。「協働ロボットを体験してもらう場」との位置付けで、ショールームにはさまざまなメーカーの協働ロボットが展示されている。
専用工作機械メーカーの桜井製作所はロボット加工機「ロボマジック SAKU(サク)270」を開発し、来年春に正式発売する。三菱電機と共同開発した数値制御(NC)装置を採用しており、加工現場のオペレーターが日頃から使い慣れているNC工作機械と同じ感覚でロボットを扱えるのが特徴だ。電気自動車(EV)のバッテリーケースや洋上風力発電関連の部品など1mを超える長尺のワーク(加工対象物)を主なターゲットに据える。
ユニバーサルロボット(UR、日本支社=東京都港区、山根剛代表)は11月15日、三菱電機と共にウェブセミナー(ウェビナー)を開催する。テーマは「ユニバーサルロボットの協働ロボットの稼働を向上させる三菱電機FAソリューション:稼働監視編」。
ロボットダイジェストの記者が、読者に代わりショールームを訪問する連載企画「ショールーム探訪」。第8回は、三菱電機FAシステム事業本部の「東日本FAソリューションセンター」を訪れた。大都会のビルの中で、充実した情報やロボットのデモンストレーションに触れることができる。ロボットを入り口に、さまざまなソリューションについて知的好奇心のまま深掘りすることもできる。ロボットを中心とした自動化に興味・関心を持つ人には、幅広い最新情報を学び尽くすことができるショールームだ。
世界最大級のロボット展「automatica(オートマティカ)2022」が6月21日にドイツで開幕した。600社超の国内外のロボット関連企業が出展し、新製品や最先端の自動化ソリューションを披露した。