物流分野向けにデパレタイズの自動化ソリューションを発売/川崎重工業
大手ロボットメーカーの川崎重工業は物流分野向けに、パレット(荷役台)からケースを荷下ろしする作業をロボットで自動化するデパレタイズソリューションの販売を開始した。
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大手ロボットメーカーの川崎重工業は物流分野向けに、パレット(荷役台)からケースを荷下ろしする作業をロボットで自動化するデパレタイズソリューションの販売を開始した。
物流倉庫向けの自動化システムを手掛けるGROUND(グラウンド、東京都江東区、宮田啓友最高経営責任者)は、都内にあるダイアモンドヘッド(東京都港区、柴田幸一朗社長)の倉庫で物流ロボットシステムの内覧会を開催した。約900坪(約2975㎡)の倉庫内で18台の搬送ロボットが稼働する。各作業者が特定のエリアだけを担うゾーンピッキング方式により、作業者の密集も防ぐ。
台湾の協働ロボットメーカー、テックマンロボットの国内代理店を務めるSSI(浜松市、小笠原誠社長)は11月10日、東京都台東区に「テックマンロボット ショールーム&ラボ」と「テックマンロボット トレーニングセンター」を開設した。
レステックス(千葉県松戸市、斉藤圭司社長)は今年7月、協働ロボットメーカーの台湾テックマンロボットと代理店契約し、国内5社目の一次代理店として活動を開始した。本業はロボットのシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)である同社。後発の代理店としてどのように差別化を図るのか、斉藤社長に話を聞いた。
ロボットベンチャー企業の東京ロボティクス(東京都文京区、坂本義弘社長)は11月15日、ロボットアームとロボットハンドを一体にした「Torobo Arm-Hand System(トロボ・アームハンド・システム)」を発売した。研究用途向けの製品で、7軸を持つ垂直多関節型の「力制御ロボットアーム」と、4本指の「多指ハンド」を組み合わせた。
浜松商工会議所は11月24日と25日の2日間、「ハマロボ展2022」を浜松市中区の浜松商工会議所10階で開催する。
ヤマハ発動機や地元のシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)など ロボット関連企業7社が参加し、ロボットシステムを展示する。
11月8日~13日の6日間、都内の東京ビッグサイトで工作機械展「第31回日本国際工作機械見本市(JIMTOF=ジムトフ2022)」が開かれた。同展はビッグサイト全館を使用する国内最大の工作機械展で、会期中に重複なしで11万4158人、重複ありで14万1948人が来場した。工作機械や金属加工業界のロボットへの関心は高く、大手から中堅・中小まで多くの企業がロボットを組み込んだ自動化システムを提案した。
ベアリングメーカーのNTNは、高精度な角度検出が可能な複列磁気エンコーダー付き転がり軸受けを開発した。軸受けと磁気式エンコーダーを一体化した軸受けユニットで、ロボットの性能向上や関節機構の小型化に貢献する。
Keigan(ケイガン、京都府精華町、徳田貴司社長)は、2021年に自社開発した自律移動型搬送ロボット(AMR)「KeiganALI(アリ)」のユーザーインターフェース(UI)を更新しつつ、複数のロボットを同時に動かす群制御システムの今年度内の実装を目指す。ケイガン・アリはセットアップが簡単で、自律移動のSLAM(スラム)式とテープに沿って移動するライントレース式を自在に切り替えられることが特徴。大手チェーンレストランで配膳に採用された実績もある。徳田社長は「より広く使ってもらうには、エンジニアでなくても使えるUIが必要」と開発の意気込みを語る。
台湾の機械要素部品メーカー、ハイウィンの日本法人(神戸市西区、楊豊銘社長)は11月1日、新本社工場の稼働を開始した。新本社工場は工作機械業界向けのボールねじや直動ガイドなどの二次加工を担う。半導体製造装置向け部品の供給体制を高める他、ロボットの導入支援にも力を入れる。