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特集・トピックス

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農業を産ロボで自動化! JA全農との取り組み加速/安川電機

安川電機は8月17日、全国農業協同組合連合会(JA全農)とともに行っている農業分野での自動化の取り組みを加速させると発表した。両者は2018年12月から業務提携し、畜産・農業生産・流通販売の3分野を中心に自動化の可能性を検討してきた。現在はテスト農場である佐賀県の「ゆめファーム全農SAGA」で「きゅうりの葉かき作業」の自動化実証などを進めている。

佐川グローバルロジスティクスにt-Sortの提供を開始/プラスオートメーション

物流ロボットを月額レンタルするプラスオートメーション(東京都港区、飯間卓社長)は8月4日、SGホールディングスグループで物流事業を展開する佐川グローバルロジスティクス(東京都品川区、山本将典社長)の東松山SRC(埼玉県東松山市、佐川流通センター)に仕分けロボットシステム「t-Sort(ティーソート)」を導入したと発表した。

トライエンジなど5社連携で職域接種

ロボットのシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)のトライエンジニアリング(名古屋市守山区、片山誠二社長)など、研究開発型の企業5社で構成されたグループ「MOOC(Monozukuri Only One Club=ものづくりオンリー・ワン・クラブの略)」は今年7月、5社連携で1回目の新型コロナウイルスワクチンの職域接種を実施した。7月8日から開始し、5社の従業員やその家族、取引先など約1000人に米国モデルナ製のワクチンを接種した。

経産省の宇宙ロボットアーム・ハンド開発を受託/GITAI Japan

宇宙作業用ロボットを開発するベンチャー企業のGITAI Japan(ギタイジャパン、東京都大田区、中ノ瀬翔最高経営責任者)は7月30日、経済産業省の「宇宙開発利用推進研究開発(宇宙船外汎用作業ロボットアーム・ハンド技術開発)」事業を受託したと発表した。初年度の予算は2億7000万円で、汎用的に使えるロボットアーム・ハンドや、自律制御ソフトウエアの開発などを担う。

トータルソリューションを「当たり前」に【後編】/デンソーウェーブ相良隆義社長

産業用ロボット、自動認識機器、制御機器を製造、販売するデンソーウェーブ(愛知県阿久比町)。今年4月に就任した相良隆義社長は「事業部間の連携をもっと強化する必要がある」と話す。現在はソリューションビジネス推進部が主体となり、ロボットや自動認識機器など社内のリソースを組み合わせたトータルソリューションの開発に取り組む。「今年中に基礎固めをし、3年後には全社員が当たり前のようにトータルソリューションを提案できる状態にしたい」と語る。

大口径中空タイプの高剛性減速機を発売/ニッセイ

ニッセイは、今年2月に開発を公表した大口径中空タイプの高剛性減速機を、8月2日に発売すると発表した。従来の同社減速機とは異なる差動減速機構(偏心揺動型)を採用しており、高い剛性と許容トルク(対応できる回転力の強さ)を実現する。ロボットの関節部などに利用でき、大きな中空径のため、配線や配管などを通しやすい。

トータルソリューションを「当たり前」に【前編】/デンソーウェーブ相良隆義社長

産業用ロボット、自動認識機器、制御機器メーカーのデンソーウェーブ(愛知県阿久比町)の社長に相良隆義氏が就任した。相良氏はロボットユーザーとしての経験を生かし、「ユーザー目線での製品開発を強化し、顧客の生産性向上をトータルで支援したい」と意気込む。ロボット事業では人工知能(AI)や3次元(D)ビジョンシステムの分野を強化し、自動化できていない領域の自動化に貢献する考えだ。また、今後は事業部間の連携も推進し、ロボットや自動認識機器など社内のリソースを組み合わせたトータルソリューションの開発にも注力する。

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