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2021.08.06

トライエンジなど5社連携で職域接種

 ロボットのシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)のトライエンジニアリング(名古屋市守山区、片山誠二社長)など、研究開発型の企業5社で構成されたグループ「MOOC(Monozukuri Only One Club=ものづくりオンリー・ワン・クラブの略)」は今年7月、5社連携で1回目の新型コロナウイルスワクチンの職域接種を実施した。7月8日から開始し、5社の従業員やその家族、取引先など約1000人に米国モデルナ製のワクチンを接種した。

トライエンジニアリングが3Dプリンターで造形した器具

 ワクチン接種を効率的に進めるため、メンバー各社の技術やアイデアを持ち寄った。例えば、同社は看護師がワクチンを準備する時に使う器具を3Dプリンターで造形し、看護師の負担軽減に貢献した。

 MOOCはトライエンジニアリングの他、イワタツール(名古屋市守山区、岩田昌尚社長)や日進機工(名古屋市守山区、林伸一社長)、ユキ技研(愛知県春日井市、高木康之社長)、名大社(名古屋市中区、山田哲也社長)が参加する。いずれも中小企業だが、5社で連携することで職域接種の条件を満たした。
 8月初頭には2回目の職域接種も実施する。

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