人とロボットが病院で共存! 実証実験を開始/藤田医科大学、川崎重工業
藤田医科大学(愛知県豊明市、湯澤由紀夫学長)と川崎重工業は10月26日、共同でウェブ記者会見を開き、病院内でのロボット運用の実証実験を開始したと発表した。「藤田医科大学病院は手術ロボットには先進的に取り組み、リハビリロボットでも実績が世界に発信されている。今回の実証実験は、スマートホスピタル構想の実現に向けた取り組みの一つ」と湯澤学長は語る。
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藤田医科大学(愛知県豊明市、湯澤由紀夫学長)と川崎重工業は10月26日、共同でウェブ記者会見を開き、病院内でのロボット運用の実証実験を開始したと発表した。「藤田医科大学病院は手術ロボットには先進的に取り組み、リハビリロボットでも実績が世界に発信されている。今回の実証実験は、スマートホスピタル構想の実現に向けた取り組みの一つ」と湯澤学長は語る。
総合商社の兼松は10月26日、外観検査を自動化するサービス「AIPENET(アイぺネット)」の販売を開始した。人工知能(AI)技術とカワダロボティクス(東京都台東区、川田忠裕社長)のヒト型双腕ロボット「NEXTAGE(ネクステージ)」を組み合わせた自動化外観検査システムを、利用期間に応じて一定額の費用が生じる「まるごとサブスクプラン」として提供する。
システムインテグレーター(SIer、エスアイアー)の業務を支援する――。電子部品実装ロボットメーカーで産業用ロボットメーカーでもあるFUJIは、このコンセプトでSIer向けのデジタルプラットフォーム(基盤)「e-Sys(イーシス)」を開発し、今年4月から運用を始めた。SIerとエンドユーザーとの間で発生する仕様などの認識違いを防ぎ、システムの設計や構築にかかる業務負荷を軽減する。利用者数を今年度中に70社まで増やす考えだ。
FA・ロボットシステムインテグレータ協会(SIer協会、会長・久保田和雄三明機工社長)は11月11日、札幌市白石区のアクセスサッポロ小展示室で「SIer’s Day(エスアイアーズデイ) in札幌 ~ロボット導入は簡単なところからはじめよう~」を開催する。ロボットのシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)同士や、SIerとロボット導入を検討する企業などが交流を図るためのイベントだ。北海道最大級のビジネスイベント「2021北海道ビジネスエキスポ」に合わせて開催する。
自動化関連のシステム開発などを手掛けるGRIPS(グリプス、千葉県流山市、森田康社長)は10月18日、小さなデスクトップ型の垂直多関節ロボット「Dobot(ドゥーボット)MG400」の販売を開始したと発表した。
ASPINA(アスピナ)ブランドで展開するシナノケンシ(長野県上田市、金子元昭社長)は10月21日、同社のロボットハンドがグッドデザイン賞を受賞したと発表した。受賞したのは電動ロボットハンド「ARH350A」。3爪構造でさまざまな形状や姿勢の物をつかめ、ハンドの中心部は中空構造でカメラやセンサー、エアの配線・配管を通せる。審査員からは「作業の自動化や人間との共同作業など、さまざまな応用の可能性を開く優れたデザインである」と評価された。
「特集MECT2021」のvol.4~vol.7では、「メカトロテックジャパン(MECT)2021」で見つけたロボット関連の製品を数多く紹介してきたが、まだまだ会場内にはロボットを使った自動化システムがたくさん展示されている。それらを展示する各メーカーは「ロボットや自動化システムへの注目度は高い」と口をそろえる。「vol.8」でも引き続き、会場で話題を呼んだロボット関連の展示を多数紹介していく。
「特集MECT2021」では連日、「メカトロテックジャパン(MECT)2021」で見つけたロボットシステムやロボット関連の製品を紹介してきたが、会場にはロボット・自動化に関する展示がまだまだある。明日10月23日はMECT2021の最終日。「vol.7」では、会場で見つけたロボット関連の見逃せない展示や製品を次々に取り上げていく。
「メカトロテックジャパン(MECT)2021」では、工作機械に加工対象物(ワーク)を付け替えるローディング/アンローディング作業だけでなく、加工に付随するさまざまな作業の自動化提案も多い。工作機械に内蔵する機器の段取り(アタッチメント変更)作業や、加工後のバリ取りや測定などを人手からロボットに置き換える提案が相次ぐ。「vol.6」では、そうした多様なロボットシステムを取り上げる。
「メカトロテックジャパン(MECT)2021」の会場では、ロボットシステムをパッケージ化するなどして、工作機械の「手軽な自動化」をアピールする企業が多い。まだまだロボットの活用が進んでいない中小企業などにも自動化の裾野を広げるため、各社は工夫を凝らしたシステムを提案する。