金属3Dプリントロボットやトリプテロン方式ロボットなどに脚光
ロボットで金属を3Dプリント
ものづくりワールドはロボットメーカーがあまり出展する展示会ではないが、ダイヘンはロボットを使った金属3Dプリンティングシステムを会場で展示し、大きな注目を集めた。
展示したのはワイヤをアーク溶接する要領で積層造形(3Dプリント)をするWAAM(ワーム)方式を採用したシステムだ。5月には外装付きのパッケージ製品「ArcBuilder(アークビルダー)3D」として受注を開始しているが、今回は展示スペースの都合もあり、外装のないシステムを展示した。
担当者は「積層時の熱制御などにも得意の溶接ロボットの知見を盛り込んだ。ロボットプログラムを自動生成するソフトウエアを搭載するため、3Dモデルを入力するだけで使える」とアピールした。
特殊構造にも気軽に挑戦
すぐに立ち上げられる自動化装置
オリエンタルモーター(東京都台東区、川人英二社長)は今年4月に発売したサーボモーター「KXRシリーズ」をはじめ、モーターの豊富なラインアップを披露した。さらに、同社製モーターを組み込んだ自動化装置も展示した。
展示機の一つ「BDシリーズ ステーションタイプ」は6月末に発売した新製品で、グループ企業のオリムベクスタ(東京都台東区、藤田栄一郎社長)が製造、販売する。直交ロボットと専用コントローラー、架台から成り、用途はねじ締めや熱溶着、液体塗布、紫外線(UV)照射の4つを想定する。
FAシステム営業課の高木広結主任は「導入する上でユーザーはジグ(固定具)とツールの準備、ロボットの動作設定をするだけでよく、すぐに立ち上げて稼働できる。装置のコンパクトさや価格面でも利用しやすい」と話す。
RFIDで設備点検を自動化
TOPPAN(トッパン、東京都台東区、野口晴彦社長)は電子タグ(RFID)を使った自動化ソリューションを提案した。保管棚にある製品の情報をRFIDに登録し、在庫把握などに役立てる方法は以前からあるが、今回展では設備点検にも活用する使い方を紹介した。
同社は配管からの液漏れを検知するRFIDや、温度センサーを搭載したRFIDを開発しており、自律走行型搬送ロボット(AMR)に取り付けたリーダーでそれらを読み取る。
「これらのRFIDはバッテリーレスで、読み取り機からの無線電力を利用して駆動するのが特徴。RFIDの誤読を除外する機能もあり、信頼性の高い自動点検を実現できる」と担当者は説明する。

