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2024.05.13

西日本最大級の物流見本市、過去最大規模で開催【前編】/第5回関西物流展

大阪市住之江区のインテックス大阪で4月10日から12日までの3日間、「第5回関西物流展」が開催された。今回展は過去最大の規模での開催となった。年度が変わり、物流業界は「2024年問題」の真っ只中にある。人手不足などさまざまな問題に苦しむ現場に対して産業用ロボットの他に自動倉庫の提案も盛んだった。

過去最大規模で開催

開会式でのテープカットの様子

 関西物流展は関西地方で最大規模の物流業界の見本市だ。5回目となる今回展には376社が出展し、小間数は1046小間と過去最大規模での開催となった。会期3日間の来場者数は2万3925人と、こちらも過去最高を記録した。
 関西物流展実行委員会の谷哲也実行委員長は主催者を代表して「2024年問題は連日メディアで取り上げられるほど大きなトピックになっている。物流業界に対する世間の関心は高まっており、今回展は過去最大規模での開催となった。課題は山積みだが、関西物流展がそれを解決するための一助になれば」と意気込んだ。

 2024年問題とは、今年4月からトラックドライバーなどの時間外労働が年間960時間に制限されたことで生じる諸問題の総称。年度が変わり、ついにその渦中に入ったこともあり、荷さばきの高効率化でトラックドライバーの待機時間の削減を提案する企業が目立った。

伊東電機はモジュール式コンベヤーのメリットをPRした

 出展者中最大規模で出展したのが伊東電機(兵庫県加西市、伊東徹弥社長)だ。モーターを内蔵するローラー「パワーモーラ」を組み合わせて構成したコンベヤー式のソーティングシステムを展示。段ボール箱サイズと、お菓子など小物向けの2種類展示した。

 同社は展示会ごとにシステムを進化させており、関西物流展では制御ソフトウエアに改良を加えた。「わが社の搬送システムは、現場のニーズに応じてさまざまな機能を付加できるのが特徴。今秋には物流の現場で人手不足が深刻化すると言われているが、今からでもまだ間に合うことをアピールしたい」と広報担当者は話す。

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