エプソンはさまざまなソリューションで生産現場の難題解決を共に目指す Vol.5
エプソンは『省・小・精』の技術を起点に、常に新たな価値創造へ取り組み、顧客の期待に応えることに挑戦し続けている。その1つとして「生産現場の革新」にも注力する。生産現場での働き手の不足や熟練工の減少、消費者ニーズの多様化などさまざまな顧客の課題がある。それに対してエプソンは総力を挙げて全ての技術を結集させ、顧客と共に課題解決に取り組む。また、エプソンは生産現場向けのソリューションだけではなく、産業用ロボット業界の持続的な成長を見据えた次世代の技術者育成にも力を入れている。今回は、その一環で6月21日に沖縄工業高等専門学校で実施した「出前授業」について紹介する。
次世代の技術者育成に注力
エプソンは革新的なソリューションを通じ、生産現場の課題解決に挑戦している。 エプソンの挑戦は、産業界が足元で抱える自動化ニーズへの対応だけにとどまらない。自社も含めた産業用ロボット業界の持続的な成長を見据え、教育機関と連携しながら次世代の技術者育成にも取り組んでいる。 その代表的な活動の一つが、6月21日に沖縄県名護市の沖縄工業高等専門学校で実施された「出前授業」だ。 沖縄工業高等専門学校ではエプソンの6軸垂直多関節ロボット「C4」と力覚センサーを2021年度に導入しており、産業用ロボット実習(本科3年材料加工システムⅢ、専攻科2年専攻科実験)の授業で活用している。C4の導入を主導した機械システム工学科の武村史朗教授の「新型コロナウイルス禍によって学生が社会と接点を持つ機会が一気に減り、学生が卒業後の未来を描きにくくなった」との課題を受け、エプソンは課題解決型の学習活動ができる場を提供するために今回の出前授業を企画した。