経産省のスタートアップ支援プログラムに採択/Closer
筑波大学発の人工知能(AI)ロボティクスベンチャーのCloser(クローサー、茨城県つくば市、樋口翔太社長)は4月6日、経済産業省が実施するスタートアップ企業の支援プログラム「J-Startup(スタートアップ)」に採択された。 同プログラムは国内の約1万社のスタートアップ企業から「J-Startup企業」を選出するもの。J-Startup企業は国内外の展示会への出展や、事業の広報活動などで支援を受けられる。また補助金など支援制度の審査時に有利になる。
クローサーは工場の生産ラインの自動化などを提案しており、食品の生産現場など向けの自動化システム「PickPacker(ピックパッカー)」を開発した。スカラロボットとそれを囲む安全パネル、架台、カメラ、ソフトウエアなどをパッケージにしたシステムだ。調味料袋など包装された製品のピック&プレースを自動化する。今年の1月にはインスタントみそ汁の生産ラインへの本導入が決まった。 関連記事:食品工場の自動化を後押し/Closer 関連記事:フードテック展でロボットに脚光【後編】