生産現場のロボット化と自動化を支援するウェブマガジン

2023.05.11

AIロボティクスベンチャー、1億円の資金調達/Closer

 筑波大学発の人工知能(AI)ロボティクスベンチャーのCloser(クローサー、茨城県つくば市、樋口翔太社長)は5月10日、1億円の資金調達を完了したと発表した。クローサーは2021年11月に創業し、食品製造現場など向けの自動化システム「PickPacker(ピックパッカー)」を開発している。今年の1月にインスタントみそ汁の生産ラインにピックパッカーの導入が決まるなど、注目を集める。
 創業から間もない段階で企業が実施する資金調達を「シードラウンド」と呼び、額は数百万円~数千万円ほどが一般的とされる。クローサーは創業から約1年半で、AIベンチャーに特化した投資企業のDEEPCORE(ディープコア、東京都台東区、仁木勝雅社長)や技術系スタートアップ企業へ投資するepiST Ventures(エピストベンチャーズ、東京都新宿区、上村崇社長)、投資家数人から計1億円の投資を受けた。調達した資金を基に事業の拡大や採用の強化を計画する。

関連記事:食品工場の自動化を後押し/Closer
関連記事:経産省のスタートアップ支援プログラムに採択/Closer
関連記事:フードテック展でロボットに脚光【後編】

TOP