搬送ロボット市場に参入、製造現場に照準/シナノケンシ
ASPINA(アスピナ)ブランドでモーターやロボットハンドなどを製造、販売するシナノケンシ(長野県上田市、金子元昭社長)は6月2日、新たに搬送ロボットを開発したと発表した。同社が搬送ロボットを開発するのは今回が初めて。
また導入時の設定が簡単なことも大きな特徴だ。発表時のデモでは、その場で周辺環境の地図を作成し、停止位置などを指定して、わずか数分で動かしてみせた。通信機能を備え、自動ドアなどとの連携もできる。 この6月に試験販売を開始。試験販売先からのフィードバックを反映させ、来年度中に量産版を発売する方針だ。「2026年に年間500台の販売を目指す」と金子常務は語る。
(ロボットダイジェスト編集デスク 曽根勇也)