[新連載・ロボへの道も一歩からCase.1-①]やっぱりコロナはキツかった/サンエース編
新連載「ロボへの道も一歩から」は、産業用ロボットを初めて導入しようとする会社に記者が訪問、その課程で起きた出来事や苦労などを紹介する。何度も足を運び、ロボットの導入までを追いかける。進行中の計画を取材するため、記者自身、何が起こるのか分からない。何はともあれ、連載がスタートした。
どう利益を出していこうか……
ケース①で訪問する会社は、水栓金具部品やシャワーヘッド、美容器具などの組み立てや、耐圧、耐水検査を請け負う岐阜県のサンエース(岐阜県各務原市、藤田斉社長)。取材先が見つからず記者が困っていた時、藤田社長が「ロボットの購入を考えている」と教えてくれた。 さっそく連載の趣旨を説明したところ快諾! 先の分からない進行中の計画にも関わらず、協力してもらえる藤田社長、サンエースさんには感謝しかない。
取材をしたのは8月末日。強い日差しに汗ばむほどの快晴だった。 車で住宅地を抜けた先にサンエースの工場はある。 社長含め従業員は5人、パート従業員が35人の計40人の会社だ。 組み立てる部品はバリエーションも豊富で、色違いなどを含めると数千種類。月20個から3000個と部品によって、注文を受ける数にも幅がある。