物流向けロボットに注目!/国際物流総合展2018【前編】
変形や破損した箱でも持ち上げ可能
東芝インフラシステムズ(川崎市幸区、秋葉慎一郎社長)は段ボール箱の破損を防ぐ門型のロボットを出展した。積み上げられた荷物を下ろす「デパレタイズ」と呼ばれる作業向けだ。 段ボール箱はテープで張り付けた上面と下面の耐久性が低い。一般的な物流ロボットは段ボールを持ち上げる際に上面を吸盤で吸着するが、同社のロボットは上面だけではなく側面も吸着し、斜め上から持ち上げて負荷を分散する。また門形状の部分に搭載したコンベヤーで下からも支持するため、吸着され空中にいる時間も短縮する。 セキュリティ・自動化システム事業部のロボティクス事業の責任者、柚井英人さんは「この方式ならば、多少変形や破損した箱でもデパレタイズができる」とアピールする。