2023.11.27
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[特集 2023国際ロボット展vol.10]多彩なソリューションを提案/併催ゾーン

海外からの反響にも注目

日本部品供給装置工業会 平井 元 専務理事  パーツフィーダーメーカーを中心に、正会員と賛助会員合わせて22社が入会しています。  部品供給装置の分野における足元の市況は、厳しい状況にあります。2021年は電子部品向けや産業機械向けが好調でしたが、22年前半から半導体などの部材不足を理由に、設備の導入が先送りになることが増えました。自動車業界向けの受注は回復したものの、依然として好調とはいえない状態が続いています。  19年まではiREXの会期に合わせて、当会が主催する「部品供給装置展」を開催していました。部品供給装置の認知度をさらに向上させるため、前回展から部品供給装置ゾーンとしてiREXに出展することを決めました。  前回展は、ブースを構えた企業だけでなく、当会のブースにパネル展示をした企業にも引き合いが来ており、大きな手応えを感じました。前回展は新型コロナウイルス禍の影響で海外からの来場者はほとんどいませんでしたが、今回展で海外からの反響が大きければ、今後のグローバル展開も視野に入ります。今回展はその分水嶺(れい)にもなります。  今回展は三ツ星ベルトなど、当会の会員ではないメーカーがパーツフィーダー以外の製品も出品することで、部品供給装置が秘める可能性を来場者に知ってもらえればと思います。iREXは来場者から直接ニーズを聞けるだけでなく、ロボットメーカーとの交流も図れる良い機会。ロボットを活用した自動化に、部品供給装置がどれだけ貢献できるかを探りたいです。

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