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2024.12.09
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[ショールーム探訪vol.32]搬送の自動化をまとめて提案/ヤマハ発動機「CONNECTED SQUARE」

物流分野も視野に

国際物流総合展に出展した「バケット式自動倉庫システム」

同社は今年9月10日~13日に東京都江東区の東京ビッグサイトで開催された「国際物流総合展2024」に初出展した。「リニア単軸ロボット」や「クリーン単軸ロボット」で構成された直交ロボットによる「バケット式自動倉庫システム」を展示した。特にリニア単軸ロボットのX軸の高速搬送と静音性が高い点に反響があったという。「わが社はもともと『搬送』を得意としてきたため、物流現場の自動化とも相性がいい。ショールームの拡張に伴い自動倉庫システムも設置できるようになり、物流分野への提案の幅が広がった」と親川さんは話す。また、表面実装機を生産する「SMT事業」との連携も強化する構えだ。表面実装機で製造したプリント基板をFA事業の自動搬送システムで搬送するなど、半導体製造工程全体の自動化システムの提案を目指す。親川さんは「SMT事業のショールームの来場者をFA事業のショールームにご案内したことで新たな案件が生まれた事例もある。両事業のシナジーを生かした自動化システムを提案したい」と意気込む。(ロボットダイジェスト編集部平川一理)【取材記者より】同社の強みは搬送用のリニアコンベアモジュールと、各種作業を担う産業用ロボットのメーカーをそろえられる点だろう。これらを組み合わせて、それぞれの製造現場のニーズに合った自動化システムを柔軟に提案できる。自社の自動化の課題が既に明確な人も、コネクティッドスクエアに足を運べば、新たな自動化のヒントを得られるかもしれない。施設概要名称:コネクティッドスクエア所在地:浜松市中央区豊岡町127見学予約についてはコネクティッドスクエアのホームページから

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