日本市場での発展を目指すAI搭載の3Dビジョン企業/Mech-Mind 楊培社長
カメラから内製
――製品の強みはなんでしょう。
3Dビジョンを使ったロボットシステムを、包括的に提案できることです。3Dカメラの「Mech-Eye(メックアイ)」から、AIのディープラーニングを使った画像処理ソフトウエア「Mech-Vision(メックビジョン)」、ロボットプログラミングソフト「Mech-Viz(メックビズ)」までを一括して手掛けます。
――そのメリットは。
ユーザーはシステム間の継ぎ目を感じずに扱えるでしょう。例えば「ばら積みピッキング」では、ピッキングする対象物の位置を自動で認識し、ロボットの動作プログラムの生成まで、コードを使わずに簡単に対応できます。
――iREX2022の展示では、国内外の多くのロボットメーカーの製品に対応されてました。
対応力を見せられたと思います。やはり、幅広く対応するにはソフトだけでなく、ハードも大切です。わが社は3Dカメラから内製しており、用途に応じてさまざまなサイズと機能で展開しています。カメラと画像認識、AI、ロボットの動作プログラムまでをトータルで提供できます。ここまでトータルで提案できる競合メーカーは多くないと思います。
――会場や会期後の引き合いも多かったのでは。
その通りです。一方、日本法人は立ち上げたばかりで、現在は15人ほどの人員です。対応をお待たせしており、大変申し訳ない限りです。そこで、パートナーになる代理店やシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)の存在は大切です。