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2022.08.17

大阪大学発ベンチャー、ハンドに近接覚センサー提案/Thinker

 大阪大学発のベンチャー企業Thinker(シンカー、大阪市中央区、藤本弘道社長)が8月12日に設立された。
 同社は、大阪大学基礎工学研究科システム創成専攻の小山佳祐助教が開発した近接覚センサー技術を、産業界に展開するための企業だ。製品やソリューションの開発支援や販売などを行う。

 近接覚は人間にはない感覚で、物に接触する前に、対象物との距離や角度などを認識できる。カメラによる認識とは異なり死角がなく、透明物や鏡面物も感知できる。
 同社はまず、ロボットハンドの手先への近接覚センサーの搭載を提案する。9月末からサンプル品の提供を開始する。

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