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2019.03.01
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[注目製品PickUp! vol.9]設置面積は座布団以下!? 500mm四方に収まるコンパクトなロボット【後編】/スギノマシン「スイングアーム式コラムロボット」

3つのモジュールで簡単にシステム構築

 また、コラムロボットをより有効に活用するための工夫として、同社はモジュール設計(ユニットのサイズや規格をそろえて組み換え自在にする設計手法)も採用した。  安全柵の機能を持つサポートフレームをコラムロボットに搭載した「ロボットモジュール」の他、ロボットモジュールとセットで使うものとして、加工や組み立てなどの各種作業ができる「作業エリアモジュール」、ワーク(加工物)の脱着をするための「ワーク搬入出モジュール」を用意する。  それぞれのモジュールは、幅と奥行きが500mmのスペースで統一されており、用途に応じてモジュールを組み合わせれば簡単に自動化システムが構築できる。

モジュールを組み合わせてシステムを構築する

 上の動画にもあるように、ワーク搬入出モジュールとロボットモジュール、作業エリアモジュールを3つ組み合わせれば、幅1500mmの自動化システムが作れる。作業エリアモジュールに穴開け用のドリルやバリ取り用の工具を据え付けることで、材料の搬送から加工までの一連の作業を自動化する。  つまり、コラムロボットは単品売りや一貫生産ラインにとどまらず、モジュール同士を組み合わせた自動化システムとしても提供できるのが大きな強みだ。販売手法が多数あるため、幅広い自動化ニーズに対応できる。

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