[注目製品PickUp!vol.3]ロボット初心者でも簡単操作/FUJI 「SmartWing(スマートウィング)」【前編】
指示は「何を、どこで、どうする」
スマートオペレーションのキーワードは「誰でも使える」。専門的な知識や経験がなくてもロボットを動かせる。 入力の基本となるシステムが「Job Editor(ジョブ・エディター)」だ。 動作プログラムの作成に必要なのは、次の3つのデータのみ。 ①作業対象の「ワーク(部品)情報」 ②作業する位置「作業座標」 ③置く、ねじ締めなどの標準動作の「技」 つまり「何を、どこで、どうするか」の3要素の組み合わせから、動作プログラムを自動生成する。ビジョンセンサーにより部品形状を取得できれば、後は座標を入力し、動作の項目を選択するだけ。 これで動作プログラムの生成に必要な「何を、どこで、どうするか」がそろう。 扱う部品や動作に変更がある場合、ジョブ・エディターを使えば座標や部品のデータだけを変更すればよいため、大規模にプログラムを組み直す必要がなく、多品種少量にも対応できる。 一方でまだ課題もある。金属部品のように形が一定な物はビジョンセンサーできちんと認識できるが、から揚げのように不規則な形の物は識別が難しいという。