[ロボットが活躍する現場vol.39]「センサー×協働ロボ」で加工精度を安定/メトロール
製造業の新たなやりがい
今年に入り、新たに自律走行型搬送ロボット(AMR)を導入した。 組み立て工程の作業スペースと部品の在庫棚の間を行き来させる。バス停のようなイメージで停車スポットを各所に用意して、組み立てに必要な部品を運ばせている。 現状はAMRに搭載した操作画面から向かうスポットを指定している。近い将来には、作業者のスマートフォンやタブレット端末などからAMRを指示する体制を目指す。 そのために、現在は同社内で配車管理をするアプリケーションソフトウエアの開発を進めている。 松橋社長は「製造業で人手不足が進む中、単純作業ではなく、自動化の方法を考え出すことをこれからのオペレーターの仕事にしていかなければならない。そうすることで、製造業に新たなやりがいが生まれる」と考えを口にする。
(ロボットダイジェスト編集部 西塚将喜)