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専門展で見た! ロボットや物流関連の最新提案【前編】

新型コロナウイルスの感染者数が減少傾向にある中部地区では今年10月、さまざまな産業見本市が相次いで開催された。10月20日~23日には工作機械展「メカトロテックジャパン(MECT)2021」が、10月27日~29日にはロボットや物流機器関連の専門展などがそれぞれ名古屋市内で開かれた。ロボットや物流の専門展では、自動化技術を求める来場者に向けて数多くの企業が最新のロボット関連製品などを提案した。

フライドポテトをロボットが調理/コネクテッドロボティクス

調理ロボットベンチャー企業のコネクテッドロボティクス(東京都小金井市、沢登哲也最高経営責任者)は、フライドポテトを調理するロボットを開発した。11月5日に開店するベックスバーガー(東京都渋谷区、花光雅丸社長)の「ベックスバーガーラボ店」(福島県南相馬市)で、実証実験を開始する。実際の店舗で、人と同等の生産量を実現できることや、店舗で働く人のオペレーションと共存できることを確認していく。

6タイプの工作機械向けシステムを発売/ABB

スイスに本社を置く大手ロボットメーカーのABBは10月27日、工作機械の被加工材(ワーク)交換を自動化するロボットシステム「FlexLoader(フレックスローダー)Mファミリー」を発売したと発表した。ワークを引き出し式トレーにセットしておくタイプ、コンベヤーで供給するタイプ、無人搬送車(AGV)に載せたコンテナで供給するタイプなど6種類をそろえる。ベースマシンは共通のため、別タイプに変更もしやすい。

開発拠点は一カ所に 現物を見て、触って、議論する/安川電機 小笠原浩社長

「時代に逆行しているって言われそうですけどね」と笑うが、その目は自信にあふれている――。自ら音頭を取りデジタルトランスフォーメーション(DX)をグループ内に浸透させた安川電機の小笠原浩社長の次なる一手は、各地に分散している開発機能を一カ所に集約することだった。「現物を見て、触って、議論する。それ無しに物は作れない」と断言する。

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