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「人と機械の共生」で自動化/安川電機

安川電機は2018年7月、埼玉県の入間事業所内に「安川ソリューションファクトリ」を完成させた。デジタルデータの活用でより生産性を高める「「i³-Mechatronics(アイキューブメカトロニクス)」の考え方を具現化した工場だ。「モノのインターネット(IoT)やビッグデータ、人工知能(AI)などの技術を使い、生産性は3倍、リードタイムは6分の1を実現した」と白石聡工場長は言う。

仮設用の移動式安全柵を発売/キャプテンインダストリーズ

ロボットや工作機械の周辺機器を輸入販売するキャプテンインダストリーズ(東京都江戸川区、山下宏社長)は9月26日、移動式の安全柵「アクセレントモバイル・パネル(仮設用)」を発売する。スウェーデンの安全柵メーカー、アクセレントの製品で、キャスターが付いた土台や柱、パネルを自在に組み合わせて仮設の防護柵を構築できる。

[特別企画 新ロボット展 in 2020年愛知vol.2]優しくつかめるAハンド、加工現場でどう使う?/安藤

機械工具の専門商社の安藤(名古屋市昭和区、安藤仁志社長)は、来年7月2日から愛知県国際展示場(アイチ・スカイ・エキスポ)で開かれる「ROBOT TECHNOLOGY JAPAN(ロボットテクノロジージャパン、RTJ)」に出展する。展示を予定するロボットハンド「Aハンド」は、シリコン製の先端(指)部分にエアを流して、内部のエア圧を調整して指の曲げ伸ばしをする。まるでタコの足のように柔らかく動き、優しく包み込んだり先端でつまむことができるため、柔らかい物や傷を付けたくない物に最適だ。ここでは初開催のRTJに出展する安藤の意気込みとAハンドの特徴を聞いた。注)新型コロナウイルスの感染拡大を考慮し、「ロボットテクノロジージャパン2020」は開催中止となりました(4月13日修正)

[特別企画 新ロボット展 in 2020年愛知vol.1]ROBOT TECHNOLOGY JAPANに込める思いとは/RTJ事務局長インタビュー

2020年7月、愛知で新たなロボット展示会が誕生する――。工場や物流拠点で使う産業用ロボットやその他自動化システムに特化した専門展「ROBOT TECHNOLOGY JAPAN(ロボットテクノロジージャパン、RTJ)2020」が、ニュースダイジェスト社(名古屋市千種区、樋口八郎社長)の主催で開かれる。この9月から出展者の募集が始まった。平野清嗣RTJ事務局長は「製造業が集積する中部地方で専門展を開催することにより、産業用ロボットの普及を後押ししたい」と意気込む。注)新型コロナウイルスの感染拡大を考慮し、「ロボットテクノロジージャパン2020」は開催中止となりました(4月13日修正)

[気鋭のロボット研究者vol.8]CAMでロボットの動作プログラムを【後編】/金沢大学浅川直紀教授

産業用ロボットを使ってバリ取りや面取り、磨きなどの加工を自動化する研究に力を注ぐ金沢大学の浅川直紀教授。ティーチング(ロボットに動作を覚えさせる一般的な方法)でロボットを動かすのではなく、「CAM」と呼ばれるソフトウエアを使って動作プログラムを生成しようと模索する。CAMを使う時に重要なのは「一つ一つの作業を数学的に表現すること」と強調する。

デンマークのAGVメーカーMiRの国内販売代理店に/IDECファクトリーソリューションズ

制御機器メーカーIDECの子会社で、システムインテグレーター(SIer、エスアイアー)のIDECファクトリーソリューションズ(愛知県一宮市、武仲清貴社長)は9月、デンマークの無人搬送車(AGV)メーカー、モバイル・インダストリアル・ロボッツ(MiR)と国内の販売代理店契約を結び、AGVの販売を開始した。MiRのAGV(=写真)は、磁気テープなどを敷設しなくても自律的に走行し、人などの障害物を避けながら目的地に到着できる。製造業の中小企業などに、プログラミングの知識がなくても簡単に導入できる搬送車として提案する。

上海でロボット新工場の建設を開始/ABB

スイスに本社を置く大手ロボットメーカーABBは9月12日、中国・上海でロボットの新工場の建設を開始した。2021年初めに操業を開始する予定。建築面積は6万7000㎡で、総投資額は1億5000万ドル(約162億円、1ドル当たり108円換算)。最先端の自動化技術を取り入れ、ロボットでロボットを製造する。人工知能技術などを研究する研究開発センターも設置する。

[随想:ロボット現役40年、いまだ修行中vol.6]40歳で突然の異動、事業部門の管理職に【後編】/小平紀生

過去には日本ロボット学会の第16代会長(2013~14年)を務め、現在も日本ロボット工業会のシステムエンジニアリング部会長など、ロボット業界の要職を数多く務める三菱電機の小平紀生氏。黎明(れいめい)期から40年以上もロボット産業と共に歩んできた同氏に、自身の半生を振り返るとともに、ロボット産業について思うところをつづってもらった。毎月掲載、全12回の連載企画「随想:ロボット現役40年、いまだ修行中」の第6回。バブル経済の崩壊後は産業用ロボットの専用機化が進み、三菱電機もパレタイジングと液晶搬送に特化した製品を開発した。

硬さ試験機とロボットを組み合わせて披露/ミツトヨ

計測機器メーカーのミツトヨは、東京都江東区の東京ビッグサイトで9月11日から開かれている「第15回総合試験機器展」で、新製品のロックウェル硬さ試験機「HR-620B」を協働ロボットと組み合わせて披露した。担当者は「新たな計測方法を取り入れ、試験機の形を変えた。これによってロボットと組み合わせて使えるようになった」と胸を張る。

[随想:ロボット現役40年、いまだ修行中vol.6]40歳で突然の異動、事業部門の管理職に【前編】/小平紀生

過去には日本ロボット学会の第16代会長(2013~14年)を務め、現在も日本ロボット工業会のシステムエンジニアリング部会長など、ロボット業界の要職を数多く務める三菱電機の小平紀生氏。黎明(れいめい)期から40年以上もロボット産業と共に歩んできた同氏に、自身の半生を振り返るとともに、ロボット産業について思うところをつづってもらった。毎月掲載、全12回の連載企画「随想:ロボット現役40年、いまだ修行中」の第6回。三菱電機の研究所で研究員をしていた小平氏、いきなり管理職として事業部門に異動したのは40才の時だった。

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