生産現場のロボット化と自動化を支援するウェブマガジン

新着記事

NEW ARTICLE

物流ロボが半年無料に!オリックスの新物流拠点がオープン/オリックス

オリックスは今年4月、埼玉県松伏町に物流施設「松伏ロジスティクスセンター」を開設した。テナントが最大で8社入居できる大規模な物流倉庫だ。特徴の一つが、大型の無人搬送車(AGV)など物流ロボットのフリーレント(無償貸し出し)を6カ月間利用できること。「人手不足からAGVなど物流用ロボットへの注目が高まっているが、業界内でも実績がまだまだ少ないため、投資に踏み切りにくい。まずフリーレントで利用してメリットを感じてもらえれば」と清田衛物流事業部長は語る。

実装機への電子部品の補給を自動化/FUJI

産業用ロボット「Smart Wing(スマートウィング)」などを製造、販売するFUJIは5月14日、電子部品実装機の新製品「NXTR(ネクストアール)」を開発したと発表した。大きな特徴の一つが、部品の補給を自動化したこと。新開発の「スマートローダ」が生産スケジュールに合わせて電子部品を補給する。製造する製品を切り替える時の段取り替え(セッティングの変更)も自動でできる。

[気鋭のロボット研究者vol.6]どこにどう置くのが正解か?【後編】/岐阜大学山本秀彦教授

生産技術や生産システムを人工知能(AI)やモノのインターネット(IoT)で知能化し、最適な設備の配置やロボットの動作などをコンピューター上で再現する山本秀彦教授。シミョレーションで割り出されたデータを基に、設備や部品の保管場所を変更して効率化を実現した企業もある。

製造業の専門展で見たロボット提案の今/名古屋ものづくりワールド2019

製造業の専門見本市「名古屋ものづくりワールド2019」が2019年4月17日~19日の3日間、名古屋市港区のポートメッセなごやで開催された。「第4回名古屋機械要素技術展(M-テック名古屋)」など5つの専門展で構成され、会期中延べ3万6000人が来場した。M-テック名古屋ではロボットを活用した自動化関連の技術提案が特に目立った。

[随想:ロボット現役40年、いまだ修行中vol.2]第3次産業革命のさなかにロボット開発へ【後編】/小平紀生

過去には日本ロボット学会の第16代会長(2013~14年)を務め、現在も日本ロボット工業会のシステムエンジニアリング部会長など、ロボット業界の要職を数多く務める三菱電機の小平紀生氏。黎明(れいめい)期から40年以上もロボット産業と共に歩んできた同氏に、自身の半生を振り返るとともに、ロボット産業について思うところをつづってもらった。毎月掲載、全12回の連載企画「随想:ロボット現役40年、いまだ修行中」の第2回。小平氏が入社した1975年には三菱電機はまだロボットを作っていなかったが、78年の末、待ちに待ったロボット開発の計画が立ち上がった。

低コストのローディングシステムを発売/ブラザー工業

ブラザー工業は5月10日、自社製の小型工作機械「SPEEDIO(スピーディオ)」に取り付け、加工する部品を工作機械に自動で供給するローディング装置「BV7-870」(=写真)を発売した。BV7-870は垂直多関節型の4軸ローディング装置だ。加工する部品の供給に特化し、一般的な垂直多関節ロボットに比べ導入コストを抑えた。標準価格は400万円(税抜き)。機能を部品供給だけに絞り、動作をシンプルにした。ティーチング(ロボットに動作を覚えさせること)が簡単で扱いやすいのが大きな特徴だ。

[随想:ロボット現役40年、いまだ修行中vol.2]第3次産業革命のさなかにロボット開発へ【前編】/小平紀生

過去には日本ロボット学会の第16代会長(2013~14年)を務め、現在も日本ロボット工業会のシステムエンジニアリング部会長など、ロボット業界の要職を数多く務める三菱電機の小平紀生氏。黎明(れいめい)期から40年以上もロボット産業と共に歩んできた同氏に、自身の半生を振り返るとともに、ロボット産業について思うところをつづってもらった。毎月掲載、全12回の連載企画「随想:ロボット現役40年、いまだ修行中」の第2回。中学生でおぼろげながらも「ロボットに関わる仕事に就こう」と思い立った小平氏は、進学や就職先も「ロボットにつながりそう」で選んだと語る。

ビジョンセンサーメーカーと資本業務提携/Kyoto Robotics

Kyoto Robotics(キョウトロボティクス、滋賀県草津市、徐剛社長)は4月26日、産業用の3次元カメラシステムを開発するYOODS(ユーズ、山口市、原田寛社長)との資本業務提携を発表した。資本提携の詳細は明かしていないが、業務面ではユーズが開発した、ロボットのアームに搭載する小型ビジョンセンサー「YCAM3D」を国内で代理販売し、中国では独占販売する。将来的には自社の商品ラインアップに加える。

[ロボットが活躍する現場vol.3]ロボットを生かすには「標準化」が鍵【後編】/山田製作所

産業用ロボットを導入した現場をリポートする連載「ロボットが活躍する現場」。今回は愛知県あま市に本社を置き、円筒形状のワーク(被加工物を意味するワークピースの略)などの研削加工(回転砥石<といし>でワークの表面を仕上げる加工法)を得意とする山田製作所を訪ねた。山田英登社長は「誰でも高精度な加工ができること」を戦略に掲げ、作業の標準化に10年以上前から取り組む。加工条件のデータベース化などを通じ、ボタンを押すだけで誰もが高精度で加工できるような体制を整えた。2台のロボットシステムを導入したのも、標準化の取り組みの一環だ。

自社展にロボットの新製品を参考出展/東芝機械

東芝機械は5月7日、双腕の協働ロボット2機種とスカラロボット1機種の新製品を発表した。同社が5月23日~25日に本社工場(静岡県沼津市)などで開催する「第17回東芝機械グループソリューションフェア2019」に参考出展する。双腕の協働ロボットでは、アームが垂直多関節構造の「ヒト型」と、水平多関節(スカラ)構造の「スカラ型」の2機種を開発した。両機種とも人の腰にあたるアームの土台部分に旋回軸を設け、広い作業領域を確保。ヒト型の可搬質量は片腕で6kg、両腕では10kgを実現した。組立工程での人の作業の置き換えを狙う。

TOP