物流にフォーカスした主催者展示を披露/第49回ジャンボびっくり見本市
物流業界向けに自動化を提案
主催者展示エリアの「FAゾーン スマートファクトリー」では、協働ロボット単体の展示の他に、自律移動型搬送ロボット(AMR)などを組み合わせた自動化システムも展示した。
ユニバーサルロボット(日本支社=東京都港区、山根剛代表)の協働ロボットとオカムラのAMR「ORV」、産業用製品メーカーのジェイマックスの倉庫製品ピッキングシステム「jSeeq(シーク)」を組み合わせ、協働ロボットがバックヤードでピッキングした商品をORVがけん引する棚に載せるデモを披露した。
説明員は「物流業界での自動化需要が高いことを受け、物流現場を想定した自動化システムのデモを展示した」と話す。
さまざまなロボットを制御する
出展者の展示エリアでは、モーターや関連製品などを製造、販売する山洋電気が、モーションコントローラー「SANMOTION(サンモーション)C S500シリーズ」を出展。同製品が7軸垂直多関節ロボットやスカラロボットを制御するデモを展示した。
営業第二課の市原俊英課長は「サンモーションCは、垂直多関節ロボットやスカラロボットの他に、パラレルリンクロボット、直交ロボットなど計15種類のロボットに対応しており、活躍の幅が広い。サイズも従来品から6割縮小しており、置き場所を選ばない」と強調する。
同展示会は4月21日と22日の2日間、東京ビッグサイトでも開催する予定だ。
(ロボットダイジェスト編集部 斉藤拓哉)