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2021.12.08

ロボバリスタの試験運用を開始/JR東日本

 JR東日本は12月8日に、ロボバリスタ「Ella(エラ)」を活用した新たなコーヒーサービスの試験運用を開始した。JR東京駅地下「銀の鈴広場」に「エラX」を、JR横浜駅中央北改札内「JRE MALL Cafe(モールカフェ)」に「エラY」を設置する。

 エラは、シンガポールのスタートアップ企業クラウン・テクノロジー・ホールディングスが開発したロボットで、バリスタ(コーヒーを入れる専門職)がしていた一連の作業を無人化できる。エラXは自動販売機のように単独での稼働を想定した大型の機種で、エラYはカフェなどの店舗内に導入することを想定した機種だ。この2機種をそれぞれ試験運用し、省人化効果などを検証する。
 エラに搭載するコーヒーマシンは、イタリアの家電製品メーカーのデロンギ製業務用マシンを採用した。日本の消費者の好みに合わせて味を調整し、ブラックコーヒーだけでなく、滑らかな泡立ちが特徴のカプチーノなども作ることができる。
 試験運用の期間は来年2月28日まで。

  • エラX

  • エラY

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