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2021.05.21

切削工具の段取り作業を自動化/共立精機

 工作機器メーカーの共立精機(宇都宮市、岡島英昭社長)は5月19日、切削工具の刃径の測定やホルダーへの着脱、搬送を自動化したシステム「HP-6040V-FA」を開発したと発表した。切削工具の段取り(準備作業)の全工程を自動化できる。

 同システムは、複数のユニットから構成される。ユニットには、工具径や長さを計測する全自動ツールプリセッタ―や、切削工具を搬送するロボット、データベースに登録された切削工具情報に基づいて最適な締め付け作業ができる工具交換装置などがある。

2020年度に開発した刃具ストッカーも組み込める

 2020年度に開発した刃具ストッカーもシステムを構成するユニットの一つ。刃具ストッカーは切削工具の保管ができるユニットで、刃具の種類や数量に応じてストッカーの列や段などを自由に変更できる。刃具の保管状況をタッチパネルに表示し、保管量が少なくなると、アラームで知らせる機能も搭載する。

 これらの複数のユニットの中から必要なものだけを組み合わせ、カスタマイズして提供できる。

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