同社ではこれまでに、人工筋肉型のアクチュエーターを移動に応用し、配管の中を行き来する「ミミズ型ロボット」を開発している。
また、人工筋肉型のアクチュエーターの内部に液体や粉体を通して、大腸の動きのように物体を運ぶ「蠕(ぜん)動運動ポンプ」の事業化も進む。
中村社長は「産業用ロボットでは、柔らかい素材をロボットハンドにしか応用できていないが、協働ロボットなど人の近くで稼動するロボットは増えている。柔らかい人工筋肉型のアクチュエーターは、産業用ロボットにも今後応用できる可能性がある」と見込む。
(ロボットダイジェスト編集部 西塚将喜)