ロボットの新シリーズを発売、自動化を加速する機能を追加/エプソン販売
セイコーエプソン製品の国内販売を担うエプソン販売(東京都新宿区、栗林治夫社長)は6月24日、水平多関節ロボット「GX1/10/20-C」シリーズと垂直多関節ロボット「C8/12-C」シリーズの受注を開始した。
両シリーズとも新型コントローラー「RC800-A」と接続できる。RC800-Aは従来製品と比べて処理性能が高く、複雑な動作制御や高速な通信処理が可能。開発用ソフトウエアを「Epson RC+8.0」に統一して、シミュレーター機能やプログラミング機能の操作性も向上した。
また、新発売の全モデルで国際安全規格「ISO 10218-1:2011年版」と北米向け安全規格「NRTL(UL1740)」の認証を取得した。オプションで「安全速度監視機能」や「安全位置監視機能」を搭載できるため、ロボットの動作エリアに人が侵入した場合は速度を落とし、人との協同作業が可能だ。これにより、限られたスペースでも柔軟なレイアウト設計を実現する。
この他、従来マニピュレーターに搭載していたバッテリーをなくして、保守の手間やコストを削減した。電子部品業界や自動車部品業界、医療業界などへの適用を想定する。