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2020.10.16

世界的なロボットの学術会議がウェブで無料で/IROS2020

昨年、中国マカオで開かれたIROS2019の様子(日本ロボット学会提供)

 知能ロボット関連では世界最大級の学術会議「IROS2020」が10月25日から11月25日まで、ウェブ上で開催される。基調講演を含む1400以上の技術講演やワークショップなどを録画で配信する。使用言語は英語だけで、事前登録をすれば誰でも無料で閲覧できる。

 技術講演は、制御や知覚認知、設計メカニズム、アーム先端に取り付けるエンドエフェクターなど12分野に分かれ、各分野で平均20本を公開する。ウェブ上では講演資料や事前に録画した発表の様子、発表の基になった論文を閲覧できる。
 また学術的な発表だけではなく、産業用ロボットでさまざまな物を持ち上げる技術を競う競技会を中継する予定。

 IROSは1年に1度、日本ロボット学会(会長・浅田稔大阪大学特任教授)など多くの団体の共催により開かれる国際学術会議。
 今年は10月に米国ネバダ州ラスベガス市で開催の予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で一カ所に集まっての開催が困難となり、ウェブでの代替開催となった。日本ロボット学会の関係者によると「一般公開するのはおそらく初めてで、めったにないチャンス」という。

参加申し込みや詳細情報は公式ホームページ(www.iros2020.org)から。

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