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デンソーウェーブ

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[特集FOOMA JAPAN]自動車用技術を生かし食品をつかむ/デンソーウェーブ

デンソーウェーブ(愛知県阿久比町、杉戸克彦会長)の食品産業に向けた提案は、専用機などを紹介する他社とは一味違う。自動車部品などの工場で使う多関節ロボットに食品をつかませ、食材を搬送したり整列させる作業を披露。来場者が使い方をよりイメージできるような具体的な提案を用意する。ただし、一般的な産業用ロボットをそのまま食品産業で使用することは、安全や衛生の面から難しい。そこで同社は、これまでグループ内の自動車部品工場などで培ったロボット技術を生かしながら、食品向けにプラスα(アルファ)の機能を付加する。食品製造工場で課題の人手不足の解消に貢献する。

世界最大規模の見本市! 最先端の自動化技術とは?/ハノーバーメッセ2019【前編】

世界最大規模の産業見本市「ハノーバーメッセ2019」が2019年4月1日~5日の5日間、ドイツのハノーバーで盛大に開催された。開催地のドイツでは、製造業の革新を目指す戦略的プロジェクト「インダストリー(I)4.0」を推進している。それだけに今回展では、I4.0のコンセプトを具体化した次世代の工場「スマートファクトリー」向けの最新技術の提案が花盛りだった。中でも、第5世代移動通信システム(5G)をはじめとしたデジタル化の技術や協働ロボットなどの自動化技術が大きなトレンドとして来場者の注目を集めた。前編と後編の2回にわたり、人生初のドイツ出張を経験した記者がリポートする。

革新的なロボット技術に脚光/ネクスト・イノベーション・テクノロジーフェア2019

ものづくりに関する先端技術を集めた産業見本市「ネクスト・イノベーション・テクノロジーフェア(NITF)2019」が3月19日と20日の2日間、愛知県千種区の多目的ホール「吹上ホール」で開催された。自動車関連メーカーをはじめロボットメーカーなど68社・団体が出展した。展示会名にもあるように、イノベーティブ(革新的)な製品や技術が数多く見られた。中でも、脚光を浴びたのはロボットやモノのインターネット(IoT)技術だった。

[注目製品PickUp!vol.10]欲しい所に手が届く、片手で運べる協働ロボ【後編】/デンソーウェーブ「COBOTTA(コボッタ)」

4kgと驚異の軽さを誇るデンソーウェーブ(愛知県阿久比町、杉戸克彦会長)の協働ロボット「COBOTTA(コボッタ)」。ロボットを固定して使う従来の考え方を変え、人手が欲しい所へ持ち運んで使用する。また、初心者でも簡単に操作できるがプロが使えば複雑で高度なシステムも構築できるなど、機能面でも高い拡張性を持つ。前編では基本スペックを始め目に見える特徴を紹介したが、後編では使って初めて分かるコボッタの充実した機能について紹介する。

[注目製品PickUp!Vol.10]欲しい所に手が届く、片手で運べる協働ロボ【前編】/デンソーウェーブ「COBOTTA(コボッタ)」

コンパクトな産業用ロボットは多くあるが、そのほとんどが据え付け型で、設置後はその場所で同じ作業を続ける。しかしデンソーウェーブ(愛知県阿久比町、杉戸克彦会長)の開発した協働ロボット「COBOTTA(コボッタ)」は、コントローラーを内蔵しながらも1台あたり約4kgと片手で持ち運べる驚きの軽さのため、人手の欲しい場所まで持ち運ぶことができる。従来のようにロボットを1つの場所に固定するのではなく、必要な場所に持っていく逆転の発想を形にした。初心者でも簡単に操作できるが、プロが使えば複雑で高度なシステムも構築でき、機能面でも高い自由度を持つ。今回の注目製品PickUp!ではコボッタの魅力を紹介する。

AIやAGV、ビジョンセンサーで協働ロボが進化

安全柵が不要な協働ロボットに、人工知能(AI)や無人搬送車(AGV)、ビジョンセンサーを組み合わせた提案が増えている。これらはいわばロボットの頭脳や足、目であり、ロボットの機能を大きく拡張できる。10月17日~21日の5日間、東京都江東区の東京ビッグサイトで開かれたイベント「ワールド・ロボット・サミット2018」から、協働ロボットとAIやAGV、ビジョンセンサーを組み合わせた展示を紹介する。

[JIMTOF2018速報 vol.1]日本最大の工作機械展でロボット提案に脚光/日本国際工作機械見本市

11月1日から6日までの6日間、東京都江東区の東京ビッグサイトで、日本最大の工作機械展「第日本国際工作機械見本市(JIMTOF2018)」が開かれている。「世界3大工作機械展」の一つに数えられ、国内外の製造業の関係者ら10数万人が来場するビッグイベントだ。ロボットと一体化した工作機械を展示の目玉に打ち出す企業が多く、ロボットシステムを展示したブースには黒山の人だかりができた。注目を集めた展示の一部を、現地からの速報としてお届けする。

[SIerを訪ねてvol.1] 食品向け開拓し、組み合わせ技術磨く/オフィスエフエイ・コム【前編】

オフィスエフエイ・コム(栃木県小山市、飯野英城社長)は、グループ全体で400人近い社員を擁する大手のシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)だ。ロボットシステムの構築や各種専用機の製造のほか、物流企業向けの在庫管理ソフト「WAREHOUSE(ウエアハウス)シリーズ」を開発・販売するソフトウエアメーカーの顔も持つ。「ロボットSIerの大半は機械に強いが、当社は機械よりも電気やソフトウエアに強みを持つ。このようなSIerは珍しい」と飯野社長は話す。

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