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研究開発

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[SIerを訪ねてvol.24]SIerを支える「第三セクター」のSIer/ブイ・アール・テクノセンター

ロボットシステムの設計や構築を担うシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)を紹介する連載企画「SIerを訪ねて」。今回は岐阜県や各務原市など38社・団体が出資して設立した「第三セクター」のブイ・アール・テクノセンター(岐阜県各務原市、藤本朗社長)を取材した。主に画像処理システムやソフトウエアの開発を得意とし、新事業などに挑戦するSIerや機械商社、メーカーなどと手を組んで技術開発を支援する。また、2017年に開設した「岐阜県ロボットSIセンター」を生かしてSIerやロボットユーザーの育成に取り組む他、ロボット導入を検討する企業とSIerの橋渡しの役目も担う。

[活躍するロボジョvol.12]なせば成る!/チトセロボティクス 立花京さん

ロボット業界で活躍する女性にスポットを当てた連載「活躍するロボジョ」。12回目は、チトセロボティクス(東京都文京区、西田亮介社長)の創業メンバーで役員でもある立花京さんを紹介する。メカ設計が好きで、エンジニアとしてはエンドエフェクターの開発を担う。「シンプルな機構で高度な作業ができればそれに越したことはない。頭をひねる苦労はあるけれど『なせば成る』の精神で取り組んでいます」と立花さんは語る。

[気鋭のロボット研究者vol.24]既存技術や材料を組み合わせ実現【後編】/近畿大学 柴田瑞穂准教授

センサーや電気回路を真空パックすれば、水中ロボットが作れるのではないか――。例えばそんな思いつきも、近畿大学の柴田瑞穂准教授の手にかかれば本格的な研究となる。ロボットに関して「やればできそうだが、まだ誰も本格的に実験したことのない手法」を、まじめに評価、検討するのが、柴田准教授のスタンス。元は思いつきでも、検証してみれば期待以上の可能性を見いだすこともある。

[気鋭のロボット研究者vol.24] 思いつきをやってみる【前編】/近畿大学 柴田瑞穂准教授

近畿大学の柴田瑞穂准教授は、ロボットに関して「やればできそうだが、まだ誰も本格的に実験したことのない手法」を、まじめに評価、検討する。ロボットの外装を樹脂に置き換えるとどうなるのか。センサーや電気回路を真空パックするとどうなるのか。「思いついたことをやってみるのは、研究のフィールドではとても重要」と話す。

[注目製品PickUp! vol.40]自作のようなロボットアーム/オリムベクスタ「OVR350K1」

ロボットダイジェスト編集部が注目したロボット関連の製品を紹介する「注目製品PickUp!」。今回は、オリムベクスタ(東京都台東区、木方敬社長)が昨年末に発売した小型の垂直多関節ロボットアーム「OVR350K1」を取り上げる。モーターが共通する製品なら単軸ロボットから5軸のOVR350K1に至るまで、全て同じコントローラーで制御できるなど使い勝手の良さが特徴だ。自作ロボットを検討する顧客にも「ちょうどいい」スペックで、「導入しやすく、業種を問わず幅広い需要があり、潜在需要は非常に大きい」とみる。

[気鋭のロボット研究者vol.23]ラリー続ける卓球ロボ【後編】/南山大学 中島明教授

南山大学の中島明教授は、人のような器用さや巧みさを備えたロボットの実用化を目指し、多指ハンドや卓球ロボットの研究に力を注ぐ。後編では卓球ロボットについて取り上げる。人と何回もラリーを続けられる卓球ロボットを開発するため、中島教授は画像センシング技術やロボットの制御技術の研究に努める。

[特集 国際ロボット展vol.6] この分野が熱い【その2】物流・マテハン/オークラ輸送機、IHI物流産業システム

「2022国際ロボット展(iREX2022)」では併催企画ゾーンとして、物流の自動化に貢献するマテリアルハンドリング(マテハン)機器の業界団体の日本物流システム機器協会が「ロボット&マテハンゾーン」を主催する。同協会の会員で同ゾーンに出展するオークラ輸送機(兵庫県加古川市、大庫良一社長)とIHI物流産業システム(東京都江東区、笠俊司社長)に出展コンセプトなどを聞いた。いずれも物流現場の人手不足などの課題解決のために、ロボットをはじめ多彩なマテハン機器を使った高度な自動化を提案する。

加工経路を自動生成する技術で国内特許を取得/日本省力機械

ロボットシステムを企画、開発する日本省力機械(群馬県伊勢崎市、田中章夫社長)は2月14日、産業用ロボットによる加工経路を自動生成する「自動ティーチング」の技術で国内特許を取得したと発表した。部品のバリ取りや研磨、溶接、シーリングなど多様な加工に利用できる。非接触センシング技術で加工対象物の断面形状のデータを取得。独自のアルゴリズム(問題解決手順)で加工位置を数十秒から数分程度で把握し、加工経路を自動生成する。
米国、中国、欧州では国際特許を出願中だ。

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