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エプソンはさまざまなソリューションで生産現場の難題解決を共に目指す Vol.2

エプソンは「省・小・精の技術」を起点に、常に新たな価値創造へ取り組み、顧客の期待に応えることに挑戦し続けている。その1つとして「生産現場の革新」にも注力する。生産現場での働き手の不足や熟練工の減少、消費者ニーズの多様化などさまざまな顧客の課題がある。それに対してエプソンは総力を挙げて全ての技術を結集させ、顧客と共に課題解決に取り組む。今、生産現場の自動化が進む中、産業用ロボットに求められる作業内容もより精密かつ複雑 になる。今まで自動化を諦めていた難作業、それを可能にするために、エプソンはクラボウ社と共創することで新たな価値創出を実現した。

SIerの労力軽減へ、加工セルの専用コントローラー開発/オークマ

大手工作機械メーカーのオークマは10月25日、工作機械やロボット、各種周辺機器で構成された「加工セル」を制御する専用コントローラー「smarTwinCELL(スマートツインセル)」を開発したと発表した。製造現場のオペレーターがロボットや周辺機器を含めた加工セル全体を簡単に操作できるのが特徴だ。家城淳社長は「システムインテグレーター(SIer)の労力を最小化したい」と語る。

有線LANタイプ発売、タブレットが緊急停止ボタン付きのティーチペンダントに/IDEC

制御機器メーカーのIDECは10月28日、市販のタブレット端末に安全機能を付与する「セーフティーコマンダー」のラインアップに、有線LAN接続に対応した「HT4P形」を追加した。セーフティーコマンダーとは、市販のタブレット端末に非常停止用押しボタンスイッチとイネーブルスイッチ(機械の手動運転を許可するスイッチ)などを外付けする装置。タブレットをティーチングペンダントのように使う場合の安全性を高められ、国際標準化機構(ISO)などの安全規格を満たすことが容易になる。タブレット端末に合わせて伸縮するため、幅広いサイズのタブレット端末に装着できる。

ツールチェンジャー拡販に本腰、「エアレス」で差別化/鍋屋バイテック

機械要素部品メーカーの鍋屋バイテック(NBK、岐阜県関市、岡本友二郎社長)が、ロボットハンドなどの各種エンドエフェクターを自動交換する「ツールチェンジャー」の拡販に本腰を入れ始めた。ドイツの機械部品メーカーのZIMMER GROUP(ツィマーグループ)が開発した機械式ツールチェンジャーの新製品「FWRシリーズ」を通じ、ツールチェンジャー市場の開拓に挑む。エアなどの動力源が不要な点を生かし、製造現場のエアレス化を打ち出して競合との差別化を図る考えだ。

四半期での生産額と出荷額、出荷台数が過去最高を更新/日本ロボット工業会

日本ロボット工業会(JARA、会長・山口賢治ファナック社長兼最高経営責任者)は10月27日、2022年7-9月期の会員企業による産業用ロボットの受注額や生産額を発表した。受注額は前年同期比10.7%増の2361億円と2四半期ぶりに増加した。生産額は同9.2%増の2231億円と8四半期連続で増加し、四半期では過去最高だった前期をさらに上回った。出荷額は同12.2%増の2260億円で総出荷台数は同13.8%増の64084台と、いずれも8四半期連続で増加し、金額、台数ともに四半期で過去最高を記録した。国内向けは前期と同じく自動車製造業を中心に勢いに欠けるものの、半導体向けや実装向けの好調さは継続した。輸出は金額が同15.1%増の1779億円、台数が同15.9%増の5万2873台と、金額と台数と前年同期から大きく伸びた。中国単体では前期から引き続き減少したが、アジア全体では同7.6%増の1131億円と増加し、北米向けや欧州向けも好調だった。

新構造の8軸ロボットで従来難しかった動きを実現/ローレルバンクマシン

ローレルバンクマシン(東京都港区、池辺孟社長)は10月27日、新構造の8軸多関節ロボット「xLobomo(クロスロボモ)」を開発したと発表した。最大の特徴は、独自の「xMotion(クロスモーション)構造」を採用したこと。垂直多関節ロボットは、ジョイント(関節)とリンク(関節と関節をつなぐ棒状の部材)で構成される。通常の垂直多関節ロボットではリンクの端と端が関節でつながっており、回転軸だけで制御する。

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