2026.07.27
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[注目製品PickUp!vol.95]自作キットの思想を具現化したAMR/Keigan「HAUVIL L100」

Keigan(ケイガン、京都府精華町、徳田貴司社長)は「Keigan ALI(アリ)」に次ぐ新たな自律搬送ロボット(AMR)として「HAUVIL(ホーヴィル) L100」を開発し、年内に発売を予定する。ケイガンアリの特徴であった扱いやすさをさらに磨き、可搬質量や走行速度といった基本性能に加え、拡張性も高めた。現在開発中のAMR自作キット「HAUVIL KIT(キット)」のパーツで構成されており、自作キットのコンセプトを具現化するモデルとして位置付ける。 

斉藤拓哉:ロボットダイジェスト編集部) 
 

性能と扱いやすさを向上

 ケイガンはAMRの新機種であるホーヴィルL100を開発しており、年内の発売を予定する。可搬質量は最大100kgで速度は秒速1m。ケイガンアリは可搬質量が最大60kgで速度が秒速0.5mのため、性能が大きく向上した。ホービルL100は重量物の搬送、ケイガンアリは軽量物の搬送と役割をすみ分ける。 

 全高は200mmの低床設計とした。天板はユーザーの使い方に応じてカスタマイズできる。同社のAMRの導入実績が多い半導体産業では、AMRの天板にコンベヤーを載せるなどカスタマイズするユーザーが多く、低床設計にすることで天板のカスタマイズの自由度を高めた。 

 「近年は中国をはじめとした海外製のAMRが多く見られるようになったが、わが社は国産にこだわっている。日本のユーザーのニーズに合わせて仕様や性能を最適化しやすい点や、調達面のリスクを減らせる点など、国産ならではのメリットは多い」と徳田社長は語る。 

今年発売予定の新AMR「ホーヴィルL100」

 ケイガンが経営理念として掲げる「Quick and Easy Robot for Everyone(クイック・アンド・イージー・ロボット・フォー・エブリワン)」を体現すべく、運用のしやすさにもこだわる。 

 走行モードはケイガンアリで採用されていたライントレースと自動運転だけでなく、人に追従して走行する「人追従モード」を新たに追加した。「ユーザーの選択肢を広げるために人追従モードを追加した。マップの作成に手間がかかる場合でも素早く直感的に動かせるようになる」という。 

 ケイガンアリでユーザーから好評だったシンプルなユーザーインターフェース(UI、機器やソフトウエアの操作画面)をブラッシュアップし、より直感的に操作できるようにした。 
 アプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)を経由した制御に加えて、AMRの群制御システム「KeiganFleet(フリート)」やプログラマブル・ロジック・コントローラー(PLC)からの制御にも対応する。ケイガンフリートを使えば、既にケイガンアリを導入している現場であっても2機種まとめて群制御ができる。 

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