ロボットハンドの指をかばんの持ち手に再利用/ヘリテッジ、ブリヂストンソフトロボティクスベンチャーズ
環境性にもこだわるファッションブランドCRAFSTO(クラフスト)を運営するヘリテッジ(東京都渋谷区、久保順也最高経営責任者<CEO>)は10月23日、ブリヂストンの社内ベンチャーであるブリヂストンソフトロボティクスベンチャーズと協業し、使用済みのゴム人工筋肉を持ち手に再利用したバッグを開発したと発表した。価格は2万4800円(税込)でブラックとダークブラウンの2色を展開する。
ゴム人工筋肉は柔軟性のあるブリヂストンのロボットハンド「TETOTE(テトテ)」の指に使われるもの。定期メンテナンスなどで交換した使用済みのものをユーザーに提供してもらい、加工や装飾を加えてかばんの持ち手に再生させる。「われわれはトレンドに左右されないデザインの製品を開発している。今回作って終わりではなく、継続的に製造していく」と久保CEOは言う。 ブリヂストンソフトロボティクスベンチャーズの音山哲一CEOは「ブリヂストンはサステナブルな社会の実現に力を入れている。新しい取り組みに注目していただきたい」と述べた。
(ロボットダイジェスト編集デスク 曽根勇也)