AIやAGV、ビジョンセンサーで協働ロボが進化
安全柵が不要な協働ロボットに、人工知能(AI)や無人搬送車(AGV)、ビジョンセンサーを組み合わせた提案が増えている。これらはいわばロボットの頭脳や足、目であり、ロボットの機能を大きく拡張できる。10月17日~21日の5日間、東京都江東区の東京ビッグサイトで開かれたイベント「ワールド・ロボット・サミット2018」から、協働ロボットとAIやAGV、ビジョンセンサーを組み合わせた展示を紹介する。
AIを活用し、形のない食塩をすくう
AIにより容器内に食塩がどのように入っているかを認識し、きちんとすくえるように動作経路を自動生成する。電子計量器での計測時に少量ずつ調整するのもAIの機能だ。 エクサウィザーズ技術開発部の村本佳駿プロジェクトマネージャーは「食塩のような、形の定まっていない物を扱えるのは当社のAIならでは」と胸を張る。