ラボラトリーオートメーションをモジュール型システムで提案/デンソーウェーブ
デンソーウェーブ(愛知県阿久比町、相良隆義社長)は8月25日、モジュール型ラボオートメーションシステム「COBOTTA LAB Modules(コボッタ・ラボ・モジュールズ)」を発売したと発表した。9月3日~5日に千葉県内で開かれた分析機器・科学機器総合展「JASIS2025」で同製品を初披露した。
これは、液体や粉体の計量、攪拌(かくはん)などのユニット(=モジュール)を自在に組み合わせられるシステム。奥側に必要なモジュールを並べ、手前側に走行軸に載った小型協働ロボットCOBOTTA(コボッタ)を配置する。複数の液体を容器に入れて攪拌してからトレーに戻すなど、工程を自由に組み立てられる。走行軸を含めて安全性を確保しているため、安全柵なしで設置できる。
同社は昨年、1枚のベースプレートの上に分析機器とコボッタ、周辺機器を配置して用途ごとにパッケージ化した「標準システム」を発表した。「標準システムも好評だったが、同時にカスタマイズの要望も多くいただいた。そこで組み合わせ次第で自在に構築できるモジュール型システムを新たに開発した。来場者の関心はとても高く、『このシステムが見たくて来場した』という人もいた」と技術担当者は話す。
用途に合わせて組み込む「機能モジュール」は現在18種類。今後は接続するだけでモジュールが検出・認識され即座に稼働できる「プラグ&プレー」への対応を進め、また新たなモジュールも順次追加していく方針だ。
(ロボットダイジェスト編集デスク 曽根勇也)
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