ロボットで35年の実績! 独自の立ち位置から最適提案/しのはらプレスサービス
しのはらプレスサービス(千葉県船橋市、篠原正幸社長)は、ロボットを使ったプレス機の自動化を提案する。3台のプレス機と2台のロボットを組み合わせた自動化システムで昨年、日本鍛圧機械工業会(会長・アマダホールディングス坂木雅治相談役)の「MF 技術大賞2018‐2019」の奨励賞を受賞した。「プレス機メーカーともロボットメーカーとも違う独自の立ち位置が当社の強み。両分野を熟知したシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)として、顧客に最適なシステムを提案する」と篠原社長は話す。
完全自動化で90秒を43秒に
しのはらプレスサービスは、プレス機の点検や保守、改造などを手掛けるエンジニアリング会社だ。 産業用ロボットを使った自動プレス加工システムを構築するSIerでもある。 昨年のMF技術大賞2018‐2019では、「汎用多関節ロボットを活用した高効率モータ用部品のノッチング加工の自動化」で奨励賞を受賞した。 これは三井三池製作所(東京都中央区、平川幸知社長)の九州事業所に納入したシステムで、 2台のロボットと2台のノッチング(打ち抜き)プレス機、1台のシャフト穴加工用プレス機で構成する。1枚の円盤状の鋼板から、大型モーターの固定子(ステーター)と回転子(ローター)用の電磁鋼板を生産する。