2026.10.08
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物流倉庫の全体最適化へ新提案/ラピュタロボティクス

 ラピュタロボティクス(東京都江東区、モーハナラージャー・ガジャン最高経営責任者<CEO>)が、物流倉庫の全体最適化に向けた提案を強化する。これまでピッキング・アシスト・ロボットやAGF、自動倉庫などを開発してきたが、新たに物流業務全体を自動化対象とした「End-to-end(エンド・トゥー・エンド)ソリューション」の提供を始める。
 自社製品に加えて他社製のマテリアルハンドリング(マテハン)機器も活用し、大規模なシステム設計を担う。

「倉庫の作業フロー全体に最適なシステムを設計する」とモーハナラージャー・ガジャンCEO

 8月31日に開いた記者発表でガジャンCEOは「わが社がシステムインテグレーターに転換するのではなく、メーカーとして新たに事業を積み上げる。工程間の作業も含めた自動化システムを構築し、状況の変化に応じて柔軟に機器が稼働する現場を実現する」と語った。

自社製AGFで、他社製の自動倉庫に入庫する

 End-to-endソリューションの具体例を示せるよう、本社ショールームの展示内容も更新した。
 展示機器は合計6種類あり、そのうち同社製品はピッキング・アシスト・ロボット「PA-AMR」とAGF「AFL」、自動倉庫「ASRS」の3種類。他社製のマテハン機器としてパレット用の自動倉庫と、荷降ろし(デパレタイズ)用の垂直多関節ロボット、ピースピッキング用の協働ロボットを配置する。

 これらが個別に稼働するのではなく、連携して製品を受け渡す一連の流れを自動化する展示内容とした。具体的には、AFLで自動倉庫にパレットごと入庫する、デパレタイズ用ロボットでASRSの搬送ロボットにパレットから段ボール箱を1箱ずつ移載する、協働ロボットが箱の中から個々の製品を1つずつ取り出すなどの様子が見られる。

マテハン機器間の受け渡しも自動化
協働ロボットを使ったピースピッキングデモも開発中

 同社ではEnd-to-endソリューションの提供先を「共同設計パートナー」と位置付け、まずは従来の顧客の中から3社を募る予定という。ガジャンCEOは「比較的規模の大きい現場から提供を始めるが、最終的には小規模な現場も対象とする。わが社が持つロボットの群制御技術を生かし、連携できる設備や自動化の対象領域を広げたい」と話した。

(水野敦志:ロボットダイジェスト編集部)

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