生産現場のロボット化と自動化を支援するウェブマガジン

2023.08.01

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エプソンはさまざまなソリューションで生産現場の難題解決を共に目指す Vol.5

出前授業を一つの引き出しに/沖縄工業高等専門学校機械システム工学科 武村史朗教授

――まずは武村教授とエプソンの関係性について教えてください。
 エプソンの産業用ロボットを生産現場に導入した沖縄東京計装(沖縄県うるま市、杉亮一社長)の技術者から、産業用ロボットの操作方法について相談があったのが最初のきっかけでした。私の主な研究テーマは水中ロボットですが、過去に別のメーカーの産業用ロボットを取り扱った経験があったため、自身の経験を基に沖縄東京計装の技術者にアドバイスしました。こうした縁もあって21年度には、当校にもエプソンの産業用ロボットを導入しました。現在は産業用ロボット実習(本科3年材料加工システムⅢ、専攻科2年専攻科実験)授業で使用しています。

――出前授業を開催した背景には何がありましたか。
 コロナ禍の影響によって学生が社会と接点を持つ機会が一気に減りました。第一線で働く人から直接話を聞くことは、学生が将来社会出る上で非常に役に立ちます。そういう観点で言えば、コロナ禍を受けて近年は学生が卒業後の未来を描きにくくなったように感じています。こうした課題意識が根底にあり、今回はエプソンから2人の講師をお呼びして出前授業をしてもらいました。

――出前授業の感想をお願いします。
 学生が産業用ロボット業界について学習する良い機会となりました。機械システム工学科で学んだ内容の全てが社会で生かせるかは分かりませんが、“引き出し”の数は多いに越したことはありません。学生には一つでも多くの引き出しを持ってもらいたいと考えており、エプソンの出前授業がその一つになれば幸いです。

日々の学びを大切に/沖縄工業高等専門学校機械システム工学科 當銘晃大さん

――まずは自己紹介をお願いします。
 機械システム工学科4年生の當銘(とうめ)晃大と申します。熱工学や流体工学、材料力学などものづくりに関わる幅広い分野を学んでいます。もともと介助ロボットやレスキューロボットに興味があり、地元の沖縄県でロボット関連の研究ができる環境に身を置きたいと思い、沖縄工業高等専門学校に入学しました。

――出前授業はいかがでしたか。
 機械システム工学科で学ぶ内容は非常に幅が広いため、勉強したことが社会でどう役に立つのかが今一つ理解できていませんでした。しかし、今回の出前授業で仁宇さんの話を聞き、自分が現在学んでいる内容が決して無駄にならないことが分かりました。また、遠藤さんの講演では、会社の最前線で働く人から仕事の面白みをじかに聞くことができ、今後の就職活動の糧にもなりました。

――今回の出前授業で学んだことを将来にどう生かしたいですか。
 普段の授業で学ぶ内容が社会でも役に立つと分かったので、まずは日々の学びを大切にしたいです。加えて、イベントや委員会などの活動を通じ、学生の間にコミュニケーション能力の向上や人脈作りにも取り組みたいと思います。



エプソンはさまざまなソリューションで生産現場の難題解決を共に目指す
Vol.1 ~製造向けソリューション~
Vol.2 ~力覚センサーソリューション~
Vol.3 ~分光ビジョンシステム~
Vol.4 ~食品産業向けソリューション~

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