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2023.09.01
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[活躍するロボジョvol.24] プロとして胸を張れるレベルを/エプソン販売 遠藤綾乃さん

自分自身を分かった上で働いていたい

「出前授業」に講師として登壇

 「今後は、自社製品についてのプロフェッショナルであると胸を張って言えるようなレベルを目指す。今はまだ仕事の『さわり』しか経験していない。もっとロボットに触れたい」と意気込む。  机上の理論と実際にやってみるのとでは驚くほど違う。必要なちょっとした工夫などを分かりたいのだという。  意欲的な遠藤さんの職場での評価は高く、6月にエプソン販売が実施した沖縄工業高等専門学校での「出前授業」に、講師として登壇したほど。

 ロボット系であるMSの、技術課以外の企画や営業なども一通り経験したいという。技術課は、技術的な観点での仕事が中心であり、業界全体のことが見えないとの思いもある。見えているとしても断片的だ。それゆえ、より広く、深く自社の仕事を見て、知ることに意欲を示す。  さらにゆくゆくはロボットだけに限らず、自社が関わるさまざまな領域のさまざまな人と仕事がしたいと話す。  「今はロボットが中心。今後はより俯瞰(ふかん)的に、自分が何をしたいかなど、自分自身のことを分かっている状態で、仕事に取り組んでいたい」と話す目は、確かな意志を感じさせる。

(ロボットダイジェスト編集部 芳賀崇)

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