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2026.02.26
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[注目製品PickUp! vol.92]熱対策がカギ! 最大16軸制御を省スペースで/CKD「ECMGシリーズ」

電動化の波が

ECMGは単軸コントローラーと比べて設置面積を約60%削減できる

 脱炭素社会の実現に向けて空気圧機器から電動機器への関心が高まる中、同社でも電動機器の開発に力を注いできた。その一環として21年に発売したのがROBODEXブランドだ。pulseに加え、モーターを自由に選んで搭載できるモーターレス仕様の「Std.(スタンダード)シリーズ」や、直交ロボットや水平多関節(スカラ)ロボットをラインアップする「Servo(サーボ)シリーズ」などを順次展開してきた。いずれの製品も同社の強みであるコンパクトで高剛性という特徴を生かしている。
 安達係長は「ROBODEX の由来はrobotと”右腕”を意味するdexter。高機能で信頼性が高く、設備の右腕のような存在になってほしいとの思いを込めた」とブランドへの思いを語る。

 中でもECMGの開発に踏み切ったのは、電動化が進むにつれシステムの制御盤が大型化するという課題があったからだ。従来は軸数が増えるごとに通信ユニットも増え、設置スペースと導入コストが膨らんでいた。そこで、1つの通信ユニットで複数のドライブユニットを制御できる構造を考案。設置面積や配線を削減できる多軸コントローラーとしてECMGを開発した。

さらなる可能性を模索

ECMGシリーズの「I/Oユニット」

 今年1月にはECMGシリーズにI/O(入出力)機能を持つユニット「I/Oユニット」を追加した。これで、センサーや電磁弁などの電子機器もECMG一台で制御できるようになる。加えて、同社の強みであるダイレクトドライブ(DD)モーターのブランド「ABSODEX(アブソデックス)」との連携でさらなる「CKDらしさ」の表現の可能性を模索する。
 安達係長は「ECMGはI/OユニットやDDモーター用ドライブユニットの追加でますます拡張性を高められる。自社の製品同士を組み合わせて総合的な提案ができれば、CKDらしさをもっと表現できるだろう」と期待を込める。

 今後は対応する産業用通信規格の拡充を図る。また、自動化システムの設定や立ち上げにかかる時間をより削減できるよう、上位ネットワークであるPLCメーカーとの連携も視野に入れる。

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