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2026.04.07
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デパレタイズを新たなレベルに引き上げる!/Zivid

パレット(荷役台)に積まれた荷物を荷降ろしするデパレタイズシステムが近年大きな注目を集めている。荷役作業は身体的な負荷が大きいため自動化のニーズが高く、普及が急速に進む。最初は「ロボットに置き換えやすい単純なデパレタイズ」から自動化が進んだが、ここへ来て「従来は難しかった高度なデパレタイズ作業まで自動化したいと考える企業が増えた」とZivid(ジビッド)の黒澤和人セールスマネージャーは言う。その要望に応えるべく、Zividはデパレタイズシステムを新たなレベルへと引き上げる3Dビジョンセンサー「Zivid3」を市場投入した。

認識範囲の大きい新製品

デパレタイズや大型ビンピッキングに最適な新製品「Zivid3」

 Zividは、ノルウェーのオスロに本社を置く3Dビジョンセンサーのメーカーだ。ノルウェー最大の研究機関であるSINTEF(シンテフ、産業科学技術研究所)からスピンアウトして2015年に設立された。

写真と見間違えそうなほど精緻なデータを取得できる

 同社の3Dビジョンセンサーは、対象物(ワーク)にしま模様などの特定パターンの光を照射してその反射を解析することで、3次元点群データを取得するシステムだ。
 同タイプの製品は他社にも多いが、Zividの製品はひと味違う。パッと一瞬光を投影しただけで鮮明な点群データを取得でき、同時に色(RGB=光の三原色)のデータまで取得できる。認識の速度と精度を高次元で兼ね備えた製品だ。データの信頼性が高く情報量も多いため、機械学習などの人工知能(AI)技術とも相性が良い。

透明なシュリンクパック、光を吸収する黒い箱など、多様なワークを正確に認識

 これまでの「Zivid2」や「Zivid2+」はばら積み部品をピッキングして組み立てる作業や、機械にワークを投入するマシンテンディング、箱の中から特定の部品・製品を取り出すビンピッキングなどに使われ、高い評価を受けてきた。しかし認識範囲が広くないため、ビジョンセンサーを天井やフレームに固定してデパレタイズ作業などに使うのは難しかった。

 認識範囲を拡大し、こうしたアプリケーション(用途)にも対応できるように開発したのが、昨年11月に発売した新製品「Zivid3」だ。デパレタイズ/パレタイズなどの用途に対応するほか、大型部品を扱う製造現場にも最適で、欧州や韓国では既に自動車産業などでの導入実績がある。ビンピッキングももちろん得意で、認識範囲が広いため大型で深さのある容器にも対応できる。

一番右がZivid3の認識範囲。パレットに積み上げた荷物全体をカバーする

 ワークとの推奨距離は1500mm~4000mmだが、条件によっては1000mm~6000mmまで対応可能。カメラの設置位置次第で認識範囲の大きさは異なるが、ワークから2500mmの距離を取れば幅と奥行きが1750mm角の範囲を認識可能だ。
 パレットに箱を積み上げる場合、一番上の箱と一番下の箱ではカメラからの距離が大きく異なるが、Zivid3ならその全体をカバーできる。

 基本技術は従来シリーズと同様だが、Zivid3ではより広範囲を高精度に撮影するため、投射する光やカメラ受光センサーのスペック、ハウジングの剛性などを見直した。
 近年は、物流用のパッケージもブランディングの一手段としてとらえる企業が増え、荷姿の形状や色が多様化している。透明な素材、光沢があり光を反射する素材、光を吸収する黒い素材なども使われ、認識は難しくなっているが、Zivid3なら高精度な点群データと色データで総合的に判断し、正確に認識できる。

 「肌感覚でいえば、簡単に自動化できるデパレタイズは全体の60%程度で、まずはそこの自動化が進んだが、Zivid3を使えば従来難しかった残りの領域も自動化できる。60%を99%に高めるのがわが社の技術」と黒澤マネージャーは語る。

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